「glee」のプロデューサーが明かす、最終回への展望！ レイチェルに新恋人が登場する可能性は…？[ネタバレ]

※この記事には「glee」シーズン5、6のネタバレがあります。



人気海外ドラマ「glee/グリー」のプロデューサーを務めるライアン・マーフィー(48)が、番組にとって最終シーズンとなる来期(シーズン6)についての展望や、昨年7月に急死したフィン役コーリー・モンテース(享年31)が与えた影響について語った。

現在、放送中のシーズン5の放送も全米ではあと4話を残すのみとなり、いよいよ佳境に入ってきた「glee」。先日、今シーズンを22話から20話に短縮し、来シーズンを24話に拡大するウワサがあることが報じられたが、ライアンはすでに頭の中にあるという最終回について語った。米TVLineが伝えている。

シーズン5第13話「New Directions(原題)」をもって、番組の舞台をオハイオからニューヨークへ完全に移行した「glee」だが、これにはコーリーの死が影響しているとライアンは話している。

「コーリーが亡くなったとき、これまで想像してきたストーリーの一部は、まったく意味をなさなくなった。正直なところを話せば、悲しかったよ。ぼくは脚本家たちと、(アイディアを)一新するための決意をした。そしてニューヨークのパートを加速させたんだ。正しい決断だっと思うよ。この決断は、ショーにエネルギーを与えてくれた」


だがその一方でライアンは、ニューヨーク一本化は、最終シーズンへの布石ではないと、キッパリ否定している。

「最終シーズンは、独自のストーリーを、独自のロケーションで描くよ。ニューヨーク中心じゃない。オリジナルキャストに何が起きて、どう変わったのかを描く最高の物語さ。本当に最後のシーズンになる。新しいキャストを迎えたり、送ったり、また帰ってきたり、とても面白いし、素敵な満足できるエンディングだよ」

さらにライアンは、最後のシーンに関するアイディアがあると、名言。ほんの少しだけそれを明かしてくれた。

「ぼくらにはすごくパワフルで感動的な“ファイナル・アイディア”があるんだ。レイチェルとシュー先生に関してなんだ。彼らはもといたルーツへ帰って、ずっと若くて全部が素朴だった日々を、お互いにどう振り返るんだろうね。ぼくは(番組の)エンディングは、すべてのキャラクターへの反響と、祝福だと思っているんだ」

そしてライアンは、シーズン5とシーズン6の間で、かなり月日が流れるという案を、“タイムジャンプ”という言葉で表現。加えてラストシーズンへは、「出演したいキャストは誰でも歓迎、みんなもきっと出たいと思っているよ」、かつての舞台マッキンリー高校も「懐かしい形で観られるよ」と明言し、番組をこれまで支えてきたファンを喜ばせた。

一方、フィンを亡くしたレイチェル(リア・ミシェル演)に、今後新たな恋人が現れる予定があるかについては、「いつも脚本家たちと話しているんだ。とても難しいし、心が痛む部分だ」と話し、慎重に答えを選んでいる。

「前にも言ったんだけれど、フィンとレイチェルが夢をかなえるハッピーエンドが、ぼくにとってgleeのエンディングだった。ぼくらの心はとても傷ついたよ。いったん立ち止まって、“レイチェルをどうしようか!?”って考えなくてはならなかった。(中略)彼女はスターになるよ。だけど未来に関してはたくさんの議論があって、演じるリアにも意見を求めている。あまりにセンシティブなトピックだし、ファンも同じ思いだろうから、ヒビを入れることはできなかった。おそらく半数は“イエス、レイチェルは新しい恋人を作るべき”って思っているだろうし、残りの半分は“ノー、やめるべき”と答えるだろう。ぼくらはリアに従う。今年、ずっとそうしてきたように。彼女は素晴らしく、そして繊細で、物事をどう乗り切ればいいのか理解している利口な女性だ。ぼくらはあと数か月か数週間で答えを出さなくちゃならない。いままさに話し合っているところだよ。かなり大変だ」