ブラッド・ピットを襲撃したウクライナ人テレビレポーター、接近禁止命令などの判決を受ける

アメリカ現地時間5月28日、映画「マレフィセント」のプレミア会場で、ブラッド・ビットの顔面を殴ったとして逮捕されたウクライナ人テレビレポーター、ヴィタル・セディウクが接近禁止命令などを含む有罪判決を受けていたことがわかった。米People.comが伝えている。

事件が起きたのはブラッド・ピットのパートナー、アンジェリーナ・ジョリーが主演する映画「マレフィセント」のプレミア会場。ピットがレッドカーペットでファンサービスを行っていたところ、セディウクはフェンスを乗り越えてピットに近寄り顔面を殴ったとされている。

セディウクはその場で逮捕、拘留されていたが、先週5月30日、裁判所によって3年間の保護観察と1年相当のカウンセリングへの出席、そして接近禁止命令の有罪判決を受けた。接近禁止命令には、ピットとジョリーへの接近の禁止に加え、映画のプレミアなどが行われるハリウッド地区の500ヤード(約460メートル)圏内に近寄らないという内容も含まれている。

セディウクは弁護士に対し、「アンジェリーナ・ジョリーを嫉妬させてやろうと思った」ことがピットに近づいた理由であると話しており、当時の状況についても、ピットの腰に抱きつくと警備員がセディウクを引き離したのであり、掴み合いの中で何かが起こったかもしれないものの、少なくとも意図的に殴るようなことはしていない、と語っているようだ。



ウクライナ人テレビレポーターと報じられてきたセディウクであるが、カンヌ国際映画祭でアメリカ・フェレーラのドレスにもぐりこんだ翌日の5月17日に、ウクライナのテレビ局1+1から解雇されていたということが、米Hollywood Reporterの報道でわかっている。

セディウクはこれまでにも、グラミー賞でアデルのスピーチに乱入したり、ウィル・スミスにキスをしようとしてビンタをくらったりするなど、たびたび問題を起こしてきた。今回、ハリウッド地区への接近禁止命令が出されたことで、セレブもひとまず安心してハリウッドで開催されるイベントに出席することができそうだ。