「プリズン・ブレイク」と「ザ・ホワイトハウス」のクリエーターが新ドラマを制作

米FOXチャンネルで2005年夏から放送されているドラマ「プリズン・ブレイク」のクリエーター、ポール・シェアリングと、米NBCネットワークで1999年から2006年放送の政治ドラマ「ザ・ホワイトハウス」の製作総指揮者トーマス・シュロームが、新ドラマを制作することが明らかになった。

米Hollywood Reporterが報じた内容によると、FXネットワークで放送される新ドラマ「AR2」をポールとトーマスが共同で制作する。タイトル「AR2」は第二のアメリカ独立革命(American Revolution 2)の略で、革命を引き起こす中西部の若者たちの物語だという。ポールによるとミシガンを舞台にしたモダン・アメリカ版「レ・ミゼラブル」とのことだ。

また、「不満を爆発させる大学生と、彼らに対する軍と法執行官のそれぞれが持つ愛国心」を細かく描いていくとのことで、両サイドのストーリーが楽しめる作品になると、ドラマを企画したポールは説明している。

「プリズン・ブレイク」は、無実の罪をきせられ死刑を宣告させられた兄を救うため、全てをなげうって奮闘する弟を軸に物語が展開する大ヒットドラマ。爆発的にヒットしたが、最近は低視聴率に悩んでおり番組終了が近いと報じられている。

「ザ・ホワイトハウス」は、アメリカ政治の中枢であるホワイトハウスのウエストウイングで働く大統領を支えるスタッフたちと大統領の活躍を描いた政治ドラマで、世界中で大ヒット。エミー賞やゴールデングローブなど数多くの賞を受賞している。