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「ザ・シールド」マイケル・チクリスが新ドラマを制作

2008年12月22日
米FXチャンネルで2002年から放送されている人気刑事ドラマ「ザ・シールド~ルール無用の警察バッジ~」の主人公ヴィック・マッキー刑事を演じているマイケル・チクリスが、新ドラマをプロデュースすることが明らかになった。

米Hollywood Reporterが報じた内容によると、マイケルがFXで放送される「House of Cards」の製作総指揮を務めることが正式に決定。同作品は「アメリカ金融界に君臨していたバーナード・マドフ経営のヘッジファンドが、実はいわゆるネズミ講であった」という事件にヒントを得たものであり、同様のネズミ講詐欺の被害を受けたことのあるマイケルは2月からこの作品の企画進行に関わっていた。

なお、マイケルはドラマの製作総指揮に携わるのみで出演はしないという。

マドフ事件は、スティーブン・スピルバーグ監督など多くのハリウッド著名人が被害者となり、大きな衝撃を与えている。このような事件がドラマとしてシリーズ化出来るのかという見方も出ていたが、マイケルは「自分のケースは5年以上続いているが、まだ決着していない」「裁判でのやりとりはかなり見ごたえがあるし、夫婦関係など人間関係が壊れるのもサイド・ストーリーになる」とシリーズ化できることを確信していると語っている。

1989年に公開された映画「ベルーシ/ブルースの消えた夜」で高く評価され、TVドラマ「ザ・コミッシュ」でブレイクしたマイケルは、「ザ・シールド」で世界的な人気を得た。同ドラマではエミー賞、ゴールデン・グローブ賞共に主演男優賞を受賞している。
 
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