ロビン・ウィリアムズ、4作の遺作の行方は？

現地時間11日に死去した米俳優ロビン・ウィリアムズさんは、4作の遺作を残した。だが、そのうちの1作に、ウィリアムズさんの代役を立てる可能性があることが報じられた。


サイモン・ペグとモンティ・パイソンのメンバーが主演を務めるイギリス制作のコメディ「Absolutely Anything」で、ウィリアムズさんはデニスという犬の声優を務めていた。劇中では突然スーパーパワーを手に入れた主人公(ペグ)が、自身のパワーによって話せるようになった犬のデニスに相談する。

英「ザ・テレグラフ」紙は、ウィリアムズさんが同作のアフレコを終える前に亡くなったと伝えた。そのため、製作陣がデニス役の代役を立てる可能性があるとしている。

ペグはこの件に関して、「ロビンがアフレコを終えていたかどうかは分からない。彼は僕の犬の声を演じていたんだ。アフレコが終わっていることを願うよ。だって、彼が出演しないなんてあまりに残念すぎる」とコメントした。

「もちろん、ある程度の悲しみは避けられないだろう。でも、彼はいつもの力強さと明るさで演じていたんだ」とペグは加えた。配給の英ライオンズゲート社は報道についてコメントしていない。

ウィリアムズさんは他にも3作の遺作を残した。1作目はトリストラム・シャピーロ監督の「Merry Friggin’ Christmas」で、11月7日に全米公開される。ウィリアムズさんはジョエル・マクヘイル扮する主人公の父親役を演じた。

2作目は人気シリーズ『ナイト ミュージアム』の新作「Night at the Museum: Secret of the Tomb」で、12月19日に全米公開される。舞台はロンドンで、ウィリアムズさん扮するセオドア・ルーズベルトとベン・スティラー扮する主人公の警備員ラリーが、最後の冒険のために再会する。

3作目はディート・モンティエル監督の「Boulevard」で、今年4月のトライベッカ映画祭でプレミア上映された。劇場公開は2015年予定。ウィリアムズさんは、愛妻家でありながら、晩年に自身の同性愛に気づく主人公を演じている。

ウィリアムズさんは米カリフォルニア州の自宅で意識不明の状態で発見され、死亡が確認された。自殺とみられている。(MTV News)