新番組の勝ち組は若者向け番組

各番組の新シーズンが始まってから約1ヶ月がたち、勝ち組・負け組が明らかになってきた。勝ち組には若者向けの番組が目立つ。

まず、NBC局が今シーズン終了までの製作・放送を決定したのは新コメディーの「Scrubs」。これは医学部に通うインターン達が、初めての病院実習で失敗を繰り返しながら成長していく姿を描いた作品。題名の"スクラブ"とは、医者が着る白衣のこと。

同番組は「スピン・シティ」の脚本家・ビル・ローレンスが脚本・製作を担当している。主演は新人のザック・ブラフ、共演者には「フェリシティの青春」でおなじみ、黒人のドナルド・フェイソンなどが出演している。フレッシュなキャストと、粋な脚本が受けて、デビュー以来高視聴率をマーク。今シーズンのサバイバーとなった。

もう一つWB局でヒットしているのが、スーパーマンを題材にした「Smallville」。これは高校時代のクラーク・ケント（=スーパーマン）の葛藤と活躍を描いた作品。いずれ天敵となるレックス（映画ではジーン・ハックマンが好演）との意外な友情なども絡んでくる。青春ドラマが得意なWBが、根強い人気のスーパーマンテーマをかぶせた所が勝因か。初回から高視聴率をマークしている。

これからますますふるいにかけられ、勝敗がはっきりしてくる新番組たち。どうなるか楽しみだ。