ロビン・シック 大ヒット曲「ブラード・ラインズ」を実は制作していないと発言

2013年を代表する大ヒットソング「ブラード・ラインズ～今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ♪」で、一躍トップスターの仲間入りをした歌手のロビン・シック(37)。この曲はこれまで、ロビンが名プロデューサー兼アーティストのファレル・ウィリアムズとコラボした作品と伝えられてきた。しかし、ここにきてロビンが「実は自分は制作には携わっていなかった」と告白したと報じられている。

アメリカで12週に渡り1位に輝いた「ブラード・ラインズ」は、世界中で話題になったヒットソング。歌詞やPVがとてもエロティックで、レイプを助長させるような内容だと論議を醸し、大注目された。

ロビンにとって代表作になったこの「ブラード・ラインズ」だが、カリスマ的歌手マーヴィン・ゲイの家族から、マーヴィンが1977年にリリースした大ヒット曲「Got To Give It Up」を盗用したものだと訴訟を起こされてしまい、現在、裁判沙汰になっている。

ロビンは、今年4月に裁判所に提出した書類で、「2013年、自分は鎮痛剤ヴァイコディンとアルコールを混ぜて飲んでいたため、同曲の制作にほとんど参加することができなかった」「スタジオ入りするときは、いつも鎮痛剤ヴァイコディンとアルコールでハイになっていた。だから、この曲を制作したとき、実際やったよりも、もっと制作に携わりたいと思って・・・・・・　で、9ヵ月後、その曲が爆発的にヒットして自分も功績がほしくなって・・・・・・」と説明。制作には少ししか関わっていなかったことを認めた。

また、今回裁判所に提出された書類にも、ロビンはほとんど制作に携わっていなかった明記されていたという。

英タブロイドIndependentによると、ロビンが今月15日に裁判所へ提出した書類には、「昨年、ファレル・ウィリアムズとコラボした『ブラード・ラインズ』がラジオやクラブで爆発的にヒットした時期、ロビンはアルコールと鎮痛剤依存で常にハイの状態になっていた」と記されており、制作できるような状態ではなかったことを告白。「『ブラード・ラインズ』制作に携わったと誇張してしまった」と、ほとんど制作には関わっていなかったことを認めた内容になっているという。

ロビンは、今回提出された書類の中で、「自分のキャリアの中で最大のヒットとなった曲なのに、他の誰かがプロデュースしたものだという事実に耐えられなかった。ものすごく嫉妬し、自分も功績がほしくなってしまった」「そんな気持ちを抱える中で、自分はこの曲の制作に携わってきたと思いこむようになってしまった」と弁解。ちなみに、鎮痛剤依存はすでに克服しているとしている。

一方、ファレルは、「自分が『ブラード・ラインズ』のメロディを作曲し、作詞もした」「ロビンはそれに色々と付け加え、曲は完成した」と書類に記しているとのこと。今回、ロビンがほとんど制作に関わっていなかったことを認めたことに対するコメントは、まだ発表されていない。

【動画】ロビン・シック「ブラード・ラインズ」MV