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ドン・ジョンソン「刑事ナッシュ・ブリッジス」のプロデューサーを訴訟

2009年2月19日
米CBSネットワークで1996年から2001年放送の人気刑事ドラマ「刑事ナッシュ・ブリッジス」で主役ナッシュ・ブリッジスを演じていたドン・ジョンソンが、同番組を制作したライシャー・エンターテインメントを相手取り訴訟を起こした。

米Hollywood Reporterが報じた内容によると、アメリカ現地時間2月17日、ドンがライシャー・エンターテインメントと同社現社長クオリア・キャピタルを、契約不履行で訴えた。ドンは「刑事ナッシュ・ブリッジス」の製作総指揮者も務めていたが、ロサンゼルス上級裁判所に提出された書類によると、ライシャー・エンターテインメントとドンが結んだ契約書に「ドラマが66話以上続けば、50%の著作権をドンに与える」「番組の利益収入のうち50%をドンに与える」と明記されているが、それが実行されていないのだという。

ドンは、「刑事ナッシュ・ブリッジス」は122話放送されており、よって「著作権利益の50%を得る権利がある」と主張。ほかに、各地方局がライシャー・エンターテインメントに支払った放送権購入費1億5千万ドル(日本円で約140億円)からの支払いも求めている。

また、経済的損害の支払いを求めると共に、オンラインや携帯用コンテンツとしてドラマを配信する権利も求めているとのことだ。

80年代の人気ドラマ「特捜刑事マイアミバイス」で大ブレイクしたドンは、「刑事ナッシュ・ブリッジス」でも多くの人気を集めていたが、2004年に自己破産手続きをしたり、スーパーマーケットから「つけを支払わない」と訴えられたりと、金銭面ではトラブルが続いている。
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