エド・シーランがホームレスだった過去を告白

8月には大盛況の来日公演を果たすなど、世界中を飛び回る大忙しな生活を送っている大人気歌手のエド・シーラン。そんな彼が新作本「A Visual Journey」の中でたった数年前まではホームレス生活をしていたと告白した。

16歳の時、音楽を勉強するために故郷からロンドンへ引っ越したエド。しかし音楽のコースが終了した後、家賃を払うだけのお金がなく外で寝泊まりした時期があったのだとか。「バッキンガム宮殿の外側にヒーターの備わっている門があるんだよ。あそこで何日か過ごしたな。」と語った彼は、2010年まで満足な生活を送れる場所が無かったそうだ。「2008年のほとんどと丸ごと2009年は満足に寝泊まりできる場所がなかったんだ。2010年も。けれど、なんとか生き延びたんだ。」と語っている。

そんな彼は自身の音楽をパフォーマンスすることで生計を何とか立てており、その間はなんと電車を寝る場所として使用していた。「パフォーマンスするために外に出て、地下鉄が開く朝5時になるまで待って、地下鉄の中で12時まで寝て、それでまたセッションに向かってたんだ。これを繰り返していたんだよ。」と告白したエドは「そんなに悪くない生活だったよ」と付け足しているが、かなり大変な生活だったことは容易に想像がつく。

イギリスのエリザベス女王の前でパフォーマンスを果たしたこともあるエド。つい数年前まで女王の住むバッキンガム宮殿の隣で寝泊まりしていたことを考えると、まるで夢のような出来事だったに違いない。現在は忙しすぎて歌手を休養するかもしれないとも発言している彼だが、そこまでの余裕を持てるようになった背景には、彼のとてつもない努力があったようだ。