日本が誇る銀幕スター 高倉健の訃報を欧米メディアが一斉に報じる、映画「ブラック・レイン」で共演のマイケル・ダグラスにも衝撃

「網走番外地」シリーズ、「幸福の黄色いハンカチ」などに出演、近年も「鉄道員(ぽっぽや)」「あなたへ」など数多くのヒット作を世に送り出し、日本映画界のトップに君臨していた俳優、高倉健が悪性リンパ腫のため、10日、都内の病院で死去(享年83)。欧米主要メディアなども一斉に、日本を代表する俳優の訃報を伝えている。

英Daily Mail、米Variety、米CBS Newsなど、多くの欧米メディアが高倉さんの訃報を報道。いくつかのメディアは、「日本のクリント・イーストウッド」と紹介。米CBS Newsは、「数多くの日本映画において、アウトローな役柄や、ストイックなヒーローを演じてきたことで知られるケン・タカクラが亡くなった」と報じ、映画スターとしての人生の歩みや、これまでの受賞履歴などを伝えた。

また、英Daily Mailは、1989年公開のハリウッド映画「ブラック・レイン」(監:リドリー・スコット)で高倉さんと競演したマイケル・ダグラスの最新写真を交えて、高倉さんの訃報を報道。ふだんパパラッチされる際はたいてい笑顔を浮かべているマイケルだが、この日は落胆しているように見えたと報道。また、暗い面持で誰かと電話をしていたとも同メディアは伝えている。

“健さん”という愛称で親しまれた名優のあまりにも突然すぎる死は、日本の映画界・お茶の間だけならず、海外にも衝撃を与えているようだ。