最高の裏には最低もあり！ アカデミー賞と一緒に、最低映画を決めるラジー賞結果をチェック

現地時間2月22日、アメリカでは年に一度の映画の祭典、第87回アカデミー賞授賞式が開催。おなじみのスターたちが一堂に会すイベントが、大いに注目される中、前日には“最低映画”に送られる、第35回ゴールデン・ラズベリー賞(通称:ラジー賞)の結果が発表。オスカーだけでなく、こちらの結果もチェック!


オスカーでは、ジュリアン・ムーア(54)が自身5度目のノミネートにして、めでたく主演女優賞を初獲得。一方のラジーで、“最低女優賞”に輝いたのは、キャメロン・ディアス(42)。「The Other Woman(原題)」と「Sex Tape(原題)」で縁起に対する受賞となった。また、映画「ANNIE/アニー」も最低リメイク賞をゲット。キャメロン自身も、ハニガン役での出演により、最低女優賞部門にノミネートされていたが、こちらはなんとか受賞を回避することとなった。

また、マイケル・ベイ(50)は、「トランスフォーマー/ロストエイジ」にて、最低監督賞を獲得。さらに製作を務めた「ミュータント・タートルズ」より、ヒロインを演じたミーガン・フォックス(28)が、最低助演女優賞を受けるなど、さんざんなことに。

一方で、ベン・アフレック(42)は、2003年のロマコメ映画「ジーリ」にて、さんざんな評価を下され、ラジー賞最低男優賞を獲得するも、オスカーにノミネートされた「アルゴ」(2012)や、「ゴーン・ガール」(2014)での熱演が認められ、今回は見事(?)ラジー賞救世主部門をゲット。12年越しでの名誉挽回となった。

その他の受賞結果は以下の通り。

そのほかのノミネート、受賞結果は以下の通り。(☆が受賞作)

最低作品賞
☆「Saving Christmas(原題)」
「Left Behind(原題)」
「ザ・ヘラクレス」
「ミュータント・タートルズ」
「トランスフォーマー/ロストエイジ」

最低主演男優賞
☆カーク・キャメロン　「Saving Christmas」
ニコラス・ケイジ　「Left Behind」
ケラン・ラッツ　「ザ・ヘラクレス」
セス・マクファーレン　「荒野はつらいよ ～アリゾナより愛をこめて～」
アダム・サンドラー　「Blended(原題)」

最低主演女優賞
☆キャメロン・ディアス　「The Other Woman」、「Sex Tape」
ドリュー・バリモア　「Blended」
メリッサ・マッカーシー　「Tammy(原題)」
シャーリーズ・セロン　「荒野はつらいよ ～アリゾナより愛をこめて～」
ガイア・ワイス　「ザ・ヘラクレス」

最低助演男優賞
☆ケルシー・グラマー　「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」ほか
メル・ギブソン　「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」
シャキール・オニール　「Blended」
アーノルド・シュワルツェネッガー　「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」
キーファー・サザーランド　「ポンペイ」

最低助演女優賞
☆ミーガン・フォックス　「ミュータント・タートルズ」
キャメロン・ディアス　「ANNIE/アニー」
ニコラ・ペルツ　「トランスフォーマー/ロストエイジ」
ブリジット・キャメロン・リデノア　「Saving Christmas」
スーザン・サランドン　「Tammy」

最低スクリーンコンボ賞
☆カーク・キャメロンと、彼自身(「Saving Christmas」)
すべてのロボットと、俳優(「トランスフォーマー/ロストエイジ」)
キャメロン・ディアスと、ジェイソン・シーゲル(「Sex Tape」)
ケラン・ラッツと、彼の腹筋、胸筋、尻の筋肉(「ザ・ヘラクレス」)
セス・マクファーレンと、シャーリーズ・セロン(「荒野はつらいよ ～アリゾナより愛をこめて～」)

最低前日譚・リメイク・盗作・続編賞
☆「ANNIE/アニー」
「Atlas Shrugged: Part III(原題)
「ザ・ヘラクレス」
「ミュータント・タートルズ」
「トランスフォーマー/ロストエイジ」

最低監督賞
☆マイケル・ベイ　「トランスフォーマー/ロストエイジ」
ダレン・ドゥアン　「Saving Christmas」
レニー・ハーリン　「ザ・ヘラクレス」
ジョナサン・リーベスマン　「ミュータント・タートルズ」
セス・マクファーレン　「荒野はつらいよ ～アリゾナより愛をこめて～」

最低脚本賞
☆「Saving Christmas」
「Left Behind」
「Sex Tape」
「ミュータント・タートルズ」
「トランスフォーマー/ロストエイジ」

ラジーの救世主
☆ベン・アフレック　「ジーリ」でのラジー受賞から、「アルゴ」、「ゴーン・ガール」でのオスカーノミネート
ジェニファー・アニストン　4度ものラジーノミネートから、「Cake」でのSAG賞ノミネート
マイク・マイヤーズ　「愛の伝道師 ラブ・グル」でのラジー受賞から、「Supermensch: The Legend of Shep Gordon(原題)」でのドキュメンタリー監督への転身
キアヌ・リーブス　6度ものラジーノミネートから、「John Wick(原題)」
クリステン・スチュワート　「トワイライト」でのラジー受賞から、インディペンデント映画「Camp X-Ray(原題)」のヒット