ザッカリー・クイント、“先代スポック”レナード・ニモイは父にも等しい存在だった 「出会えた喜びと、失った悲しみが均衡している」

2009年より、映画「スター・トレック」新シリーズにて、スポック役を演じるザッカリー・クイント(37)が、旧シリーズで同じ役を演じたレナード・ニモイ(享年83)の死について、インタビューで答えた内容が公開された。


長らく「スタートレック」シリーズにて、スポック役を演じてきたレナード。本人の代名詞というべき役柄は、SFファンを中心に多くの人々に親しまれ、2月27日に死去したことが発表されると、一般のファンやセレブが彼の死を悼んだ。

中でも新シリーズにて、レナードからスポック役を受け継いだザッカリーの悲しみは、一際深かった様子。ザッカリーにとって、亡きレナードは父にも等しい存在だったとか。EntertainmentWeekyのインタビューで答えている。

「(レナードと)こんなに近しい間柄になるなんて、まったく想像していなかったよ。当時、ぼくが役を探求するうえで、彼がぼくをサポートしてくれたらいいな、質問に答えてくれたらな、くらいのことを思っていたんだ。だけどそのプロセスを経て、ぼくらは友情を結んだんだよ。彼はぼくの人生において、本当に父親のような存在になったんだ。とても大切にしてきた関係だし、彼を失ったこれからも、大切にし続けていくつもりだよ」

また、3月1日に執り行われたレナードの葬儀にも、「スター・トレック」での共演者クリス・パイン(34)や、J・J・エイブラムス監督らとともに、ザッカリーは参列したという。遠くヨーロッパで撮影中だったところを、ロサンゼルスに駆け付けたときの話をしてくれた。

「ベルリンで撮影中だったけど、何百万マイルも離れているような気がしたよ。本当に本当に、今日ここに、彼の家族のため、彼の葬儀のためにいられること、こうして故人のため口を開く場を与えられた名誉に対し、感謝しているんだ。こうして彼に別れを告げる役目を負うことは、ぼくにとって大きな意味を持つんだよ。(中略)非常に悲しい状況下ではあるけれど、ぼくの悲しみはいま、生きていく中でレナードに出会えて、親愛なる長年の友人と彼を偲べる喜びと、均衡しているよ」