米音楽業界の裏表を描く話題作「Empire」出演俳優が「エレンの部屋」で同性愛者であることをカミングアウト[動画あり]

今年1月から米FOX局で放送が始まり、記録的な高視聴率を叩き出している「Empire 成功の代償」にジャマル・ライオン役で出演している俳優のジャシー・スモレットが、同性愛者だとカミングアウトした。

米TVGuideによると、現地3月9日、人気トーク番組「エレンの部屋」に出演したジャシーは、番組収録後のバックステージで、自身も同性愛者であることを明かしているエレンに対し、「自分はこれまでクローゼットに入っていたことはない(=同性愛者であることを隠していたことはない)」と、同性愛者であることを告白したという。

【動画】ジャシー・スモレット、エレンの前で同性愛者であることを告白


公開された動画でジャシーは、まず始めにエレンに対し、「マイケル・ジャクソンが黒人社会に貢献したのと同じように、あなたがLGBT(ゲイ・レズビアン・バイセクシャル、トランスジェンダー)コミュニティーにしてくれた貢献は、僕だけでなく大勢の人にインスピレーションを与えてくれた」と謝辞を述べる。

そして、「マイケルもあなたも自分というものを示していた。そこで、クローゼットなんてどこにもないんだってことを明らかにしたかった。僕はクローゼットは持っていなくて、ドレッサーを持っている」と述べ、同性愛者であることを打ち明けた。

しかし、「クローゼットはないけれど、ホームは持っている。ホームを守ることは僕の責任なんだ。だから、私生活について話さないと決めていたんだ」と、同性愛者であることを今まではっきりと口にしなかった理由を続けた。

ドラマでジャシー演じるジャマル・ライオンは、大手音楽レーベルCEOの次男。米E!Onlineによると、ジャシー演じるジャマルが同性愛者であったことから、ジャシー自身のセクシャリティーについても、これまでのインタビューで話題となることが多かったという。しかし、ジャシーは自身のセクシャリティーについて言及することはなく、今回のエレンとの会話で初めて公の場で真実を述べるに至った。

エレンも「あなたがこうして打ち明けてくれたことをとても誇りに思う」と、今回のジェシーの告白を称えている。