シンデレラと「美女の野獣」ベルがラップ対決！ 「私の完璧な結婚！」「オスカー取ってから言えば？」と火花バチバチ[動画]

こんなディズニープリンセスは絶対イヤ!?　世界中の少女の憧れ、ディズニープリンセスふたりが、ラップで激しく罵り合うバトル動画の第二弾が公開された。


「プリンセス・ラップ・バトル」シリーズを公開しているのは、ホイットニー・アヴァロンというアーティスト。第一弾「白雪姫vsエルサ」をヒットさせた彼女は、待望の第二弾「シンデレラvsベル」を制作・公開。シンデレラ役には、海外ドラマ「バフィー　～恋する十字架～」などでおなじみの女優サラ・ミシェル・ゲラー(37)を起用し、自身は映画「美女と野獣」より、ベルを演じている。1950年に公開された、古典的名作「シンデレラ」に対し、1991年の名作「美女と野獣」はどう立ち向かうのか?

【動画】夢も希望もない…? シンデレラとベルが、言いたい放題ラップ対決


勝負の口火を切ったのは、サラ演じるシンデレラ。「ほかのプリンセスは、私の影」「かぼちゃの馬車に、完ぺきな結婚」と、誰もが夢見る“玉の輿”婚を強調。「美女と野獣」の物語に関しては、監禁事件などの被害者が、犯人に対して同情や行為を抱いてしまう「ストックホルム症候群の物語よね」とバッサリ切り捨てている。

対するベルも負けてはいない。知的なキャラクターであることを活かし、「私は知性と美貌の完璧な融合」と鼻高々。シンデレラの物語は「50年物」とし、「王子様が来るまで、雑用こなして床でも掃いてれば」と、辛口だ。

「あなたの王子さまって毛むくじゃら。図書室をくれるまで、友だちとしか思っていなかったくせに。あなたの主張にはメリットがないわ。私に嫉妬してるのね、まるわかりよ」
「私はアメリカン・ドリーム。夢の結婚。あなたのお友だちはティーポット。カレって抜け毛がすごそう。一目惚れって素敵なもの。王子様は真夜中より前に、私のモノになってたの」(シンデレラ)

「一度踊らなくちゃ、恋もできなかったでしょうに。私の王子様は、私の命を救ってくれた。惑わせることなくね」
「あなたの映画のスターは、ネズミとネコと、年取ったデブの妖精よ。“シンデレラ”ってバカみたいな映画は、『トムとジェリー』に靴ベラが介入したみたい」(ベル)

「ハニー、歴史の授業よ。私の映画は、ウォルト(・ディズニー)が困窮していたとき、スタジオを救ったの。あなたは私の足跡をなぞってるにすぎないわ。ディズニーはこの、小さなガラスの靴で王国を築き上げたのよ」(シンデレラ)

「あなたがみんなに崇拝されているって言うなら、あなたのアカデミー賞はどこにあるのかしら?　私はスルー出来ない、利口な女性主人公よ。それがあなたに負けない理由。靴のサイズなんてどうでもいいわ」(ベル)
※「美女と野獣」は、第64回アカデミー賞で作曲賞と歌曲賞を受賞

奇しくも「シンデレラ」は実写版が公開間近。さらに「美女と野獣」に関しても、先日、エマ・ワトソン主演での実写映画化が決まったばかりのタイミングというだけあって、新作は前作同様に注目されているようだ。勝負は一応、引き分けという形で幕を閉じるが、エンドロールにもご注目。公開から半世紀以上が経つ年の功が、にっこり勝利宣言で無理やり勝利をもぎ取るシンデレラの笑顔が光っている。