「ウォーキング・デッド」のスピンオフ、一挙に２シーズンの制作決定

人気ゾンビドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」のスピンオフにあたるコンパニオンシリーズが制作されることが明らかになった。

米TVGuideによるとケーブルテレビ局のAMCは9日、同局の看板ドラマである「ウォーキング・デッド」のコンパニオンシリーズ(スピンオフ)を2シーズン制作発注したと発表。舞台はロサンゼルスで、登場人物も「ウォーキング・デッド」には出てこないオールニューキャストで制作する。現時点では、クリフ・カーティス、キム・ディケンズ、フランク・ディレイン、アリシア・デブナム=ケアリーらのキャスティングが決定している。

AMCは声明で、「我々はナンバーワン番組である『ウォーキング・デッド』の、満足できるコンパニオンシリーズを創り上げようと、とても真剣に取り組んできた」と説明。「AMCで『ウォーキング・デッド』が始まった当初から、“世界中でゾンビが蔓延しているのならば、ほかの場所では一体何が起きているのか?”という質問を受けてきた。新シリーズでは、その答えを得ることができる」と、自信をのぞかせた。

また、「サン・オブ・アナーキー」のデイヴ・エリクソンと共に「ウォーキング・デッド」スピンオフを製作するロバート・カークマンも、「一度に2シーズンも発注してくれたことで、特別な権限を与えられたような気分だ」との声明を発表。

「これはAMCが、我々同様、オリジナルの『ウォーキング・デッド』に敬意を示しつつ、全く新しいオリジナルの作品を作ることができると信じている証。我々が創り上げている世界を、新しい要素をまじえながら拡大することができると信じてくれているからだろう」「ファンに、素晴らしい物語と番組を披露する機会を与えてくれたことに感謝します。『ウォーキング・デッド』の核心にもまだまだ触れていないしね」と抱負を語った。

「ウォーキング・デッド」のコンパニオンシリーズは1時間枠で放送されるとのことで、シーズン1は全6話で今夏終わりからオンエアーするとのこと。シーズン2は2016年に放送すると発表されている。