米バンド「TOTO」ベーシストのマイク・ポーカロが死去 8年におよぶ闘病の末、59歳の生涯に幕を閉じる

1980年代に一世を風靡したアメリカンバンド「TOTO」のベーシスト、マイク・ポーカロがALS(筋萎縮性側索硬化症)により死去。59歳だった。

マイクは1982年に、2代目ベーシストとして「TOTO」に正式加入。兄ジェフ(1992年に死亡)、弟スティーヴと合わせ、“ポーカロ3兄弟”として活躍し、「TOTO」として一時代を築き上げた。しかしマイクは、2007年にALSを発症。その影響は大きく、一説には「TOTO」の解散原因は、マイクの不在が挙げられるほど。そして米TMZは、3月15日、マイクが59年の生涯に幕を閉じたことを伝えた。

マイクの弟であり、「TOTO」のキーボード、ボーカルを務めるスティーヴは、マイクの死について自身のフェイスブックに投稿。「われわれの兄弟マイクが、家族に囲まれ、昨晩AM12:04、静かに旅立ちました。兄さんが安らかに眠りますように」と伝えた。なお、スティーヴ以外の「TOTO」メンバーも、マイクの死について、以下のようにコメントしている。

「ぼくらの兄弟、マイクに神のご加護を。マイキーの冥福を祈ります」(デヴィッド・ペイチ)

「ブラザー、マイク・ポーカロがいま天国へ行ったよ。言葉にならないほど、彼のことを恋しく思う。最大級の愛情を彼の家族へ。神の加護を」(スティーヴ・ルカサー)

「今日、マイク・ポーカロが亡くなったことを知ったよ。ひどく悲しい気分だ。ここ3年、彼とは会っていなかった。ALSのようなつらい病と闘う彼を、邪魔したくなかったんだ。(中略)マイクと彼の素晴らしい家族について、とてもつらく思う。マイクは最高に優しい人間だったし、ぼくが知っている中でも、“グレート・ミュージシャン”だった」
「彼が帰国する直前、東京で一緒に写真を撮ったんだ。この写真で、彼の笑顔を見るのが好きだったよ」(ボビー・キンボール)