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「CSI:科学捜査班」脚本家が告訴される

2009年5月26日
米CBSネットワークで2000年から放送されているメガヒット・ドラマ「CSI:科学捜査班」の脚本家でプロデューサーのサラ・ゴールドフィンガーが、名誉毀損とプライバシーの侵害で告訴された。

米Hollywood Reporterが報じた内容によると、アメリカ現地時間5月22日、不動産業者のメリンダ・タムキンとスコット・タムキンがサラを名誉毀損とプライバシーの侵害で告訴。明らかにメリンダとスコットと分かる同名のキャラクターを被害者と加害者として「CSI:科学捜査班」に登場させ、2人の仕事に大きな支障をもたらしたとして、600万ドル(日本円で約6億円)の損害賠償を求めている。

裁判所に提出された書類によると、メリンダとスコットは、サラが2005年に購入を希望していたロサンゼルスの豪邸の取引仲介役を務めていたが、途中でサラの意思により取引は白紙にもどされた。その際、トラブルはなかったが、後日放送された「CSI:科学捜査班」に「明らかに2人をモデルとした」キャラクターが登場。謎の死を遂げた不動産業者メリンダが発見され、メリンダの夫で、ポルノ好き、アル中の住宅ローン仲介業者、スコットが殺害したことが突き止められる展開となっていた。

サラはメリンダとスコットに似た役者を採用し、キャラクターの苗字までをもタムキンと設定していたが、撮影直前にタッカーに変更。「非常に悪質」だとしている。

欲望の街ラスベガスを舞台に、数々の難事件を最先端の科学捜査を武器に解決していく科学分析班の活躍をリアルな映像と共に描く「CSI:科学捜査班」は、現在も視聴率ナンバーワンを誇るメガヒット・ドラマ。スピンオフ「CSI:マイアミ」「CSI:ニューヨーク」も高視聴率をマークし続けており、CBSの看板ドラマとして世界的にブレイクしている。エミー賞にはこれまで34部門でノミネートされており4部門で受賞。ゴールデングローブ賞にも6部門でノミネートされている。
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