米人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」来シーズンで放送終了へ！ 名司会者ライアン・シークレストが感謝のコメント

米人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」が、来年放送のシーズン15をもって終了することを、放送局である米FOXが発表した。

「アメリカン・アイドル」は、2002年より放送が開始された視聴者参加型のオーディション番組。これまでケリー・クラークソン(S1優勝)、キャリー・アンダーウッド(S4優勝)、アダム・ランバート(S8準優勝)など、第一線で活躍中のアーティストを多数輩出してきた。

かつては視聴率No.1番組として人気を誇っていた同番組だが、近年では「ザ・ヴォイス」「Xファクター」といったオーディション番組が台頭し、視聴率争いが激化。また、視聴者を取り戻すため、マライア・キャリー、ニッキー・ミナージュ、スティーヴン・タイラーら大物アーティストを審査員としてブッキングし、大胆なテコ入れを図っていた。

米FOXが現地時間11日に来シーズン限りでの放送終了を発表したことを受け、番組開始当初からホストを務めてきたライアン・シークレストは現在の心境を吐露。自身の代表番組ともなった「アメリカン・アイドル」の終了に悲嘆に暮れている。

「『アメリカン・アイドル』は長い間、僕の人生において大きな部分を占めてきました。『アメリカン・アイドル』がない人生を想像するのは率直に難しいです。(番組は)驚くべき旅路でした。数えきれない方法でテレビ史を作ったこのショーに参加できて、非常に幸運だったと感じています。『アメリカン・アイドル』は、夢を追いかけ、実行する番組です。このショーは僕自身の夢をも助けてくれました」

「ネットワークが、もう1シーズン用意してくれていることがとてもうれしいです。最後のシーズンは、疑う余地もないほど、特別で感動的なものになるでしょう。ですが、私はまずはじめにシーズン14を終えなければいけません。フィナーレは常に僕の大好きなパートです。2つのライブにはたくさんのサプライズがあるんです。もちろん、勝者もね」

なお、現在全米では、シーズン14が放送中。シーズン15は前シーズンに引き続き、進行役のライアンほか、ジェニファー・ロペス、キース・アーバン、ハリー・コニック・ジュニアが審査員を務める予定だ。