全米お騒がせ一家の主ブルース・ジェンナー、女性に生まれ変わった姿で、人気女性ファッション誌の表紙を飾る

先日、トランスジェンダーであることを公表したブルース・ジェンナーが、米大手女性ファッション誌「Vanity Fair」の表紙に女性として登場した。

元五輪金メダリストで、人気急上昇中のセレブ ケンダル&カイリー・ジェンナーを娘に持つブルースは今年4月、米ABCのトーク番組「20/20」で、身体の性と心の性が一致していないトランスジェンダーであることをカミングアウト。「私は事実上、女性なんです」と告白し、全米の視聴者から多くの共感を得た。また5月下旬には、ブルースが男性から女性へと性転換するプロセスを終了したとも報じられた。


ブルースは、「Vanity Fair」7月号の表紙にて女性化した姿をお披露目。カールががったロングヘアをなびかせ、白のビスチェコルセットを身に着けたブルースは、これまでの苦悩の日々から解き放たれたかのように、とても晴れ晴れとした表情を浮かべている。

女性化した姿を初公開したブルースはまた、自身の名を「ケイトリン・ジェンナー」と改めたことを発表。同誌には、でかでかと「私をケイトリン・ジェンナーと呼んで(Call Me Caitlyn)」と書かれている。

その後、ケイトリンはツイッターアカウントを開設。「本当の自分として生きるために長い間苦労してきたけれど、やっと幸せに思えるわ。ケイトリン、この世界にようこそ。あなたが私/彼女のことをより知ることになるのが待ちきれないわ」と投稿し、ケイトリンになれた喜びを表した。

これに反応して多くのファンが、ケイトリンとして生まれ変わった彼女を支持するように、彼女のアカウントを次々とフォロー。米Varietyによると、なんと4時間で、フォロワー数が100万人以上に達したという。これは、アメリカのバラク・オバマ大統領が持つ、5時間で100万人というこれまでの最速記録を1時間も上回る数字である。

ギネス記録にも載っているオバマ大統領の記録を破ったケイトリンは、その喜びをツイッターに投稿。「65歳でまた新しい世界記録を作ったの?誰もそんなこと予想できなかった!4時間で100万人のフォロワーを獲得できたこと、とても光栄に思います。皆さん、サポートをありがとう」と感謝の気持ちを述べた。

ケイトリン・ジェンナーとして新たな道を歩み始めたブルース。ツイッター上では「#CallMeCaitlyn(私をケイトリンと呼んで)」のハッシュタグがトレンド入り。「やっとあなたに会えてうれしいわ」「尊敬する」「あなたはとても美しい」といったコメントが多く寄せられている。