第６９回トニー賞授賞式が開催！ 渡辺謙主演ミュージカル「王様と私」が４冠獲得、ヴァネッサ・ハジェンズ、マシュー・モリソンらがパフォーマンス披露

アメリカ演劇界で最も権威のあるアワード「第69回トニー賞授賞式」が、6月7日(現地時間)、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催。「ファン・ホーム」と「夜中に犬に起こった奇妙な事件」が最多となる5部門を受賞したほか、渡辺謙主演のミュージカル「王様と私」が9ノミネート中4ノミネートを獲得し、爪跡を残した。

渡辺謙が主演を務めた「王様と私」は1951年に初演されて以降、多くのファンから愛されているミュージカル。この日、妻で女優の南果歩を引き連れ、授賞式にやってきた渡辺は、相手役を演じたケリー・オハラと共に、「Shall We Dance?」をパフォーマンス。本授賞式では、主演男優賞にノミネートされ、受賞の行方が注目されていた渡辺だが、同部門はマイケル・セルヴェリス(ファン・ホーム)が受賞。残念ながらトニー賞初受賞とはならなかった。

アラン・カミングとクリスティン・チェノウェスのミュージカルによって開幕した本授賞式では、日本でも高い知名度を誇る俳優陣がパフォーマンスを披露。劇作家ジェイムズ・M・バリが名著「ピーター・パン」を完成させるまでを描いた「Finding Neverland」では、同舞台からの楽曲「ストロンガー」を、マシュー・モリソン率いるキャスト陣がパフォーマンス。また、ヴァネッサ・ハジェンズが共演者と共に「恋の手ほどき(原題:Gigi)」より、「The Night They Invented Champagne」を披露した。

なお、「第69回トニー賞授賞式」は、WOWOWにて6月13日(土) 20:00より再放送(字幕版)される。

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受賞結果は以下の通り。(◎が受賞作・受賞者)

<ミュージカル部門>

■ミュージカル作品賞

「ファン・ホーム」

■ミュージカル・リバイバル作品賞

「王様と私(原題:The King and I)」

■ミュージカル主演男優賞

マイケル・セルヴェリス(「ファン・ホーム」)

■ミュージカル主演女優賞

ケリー・オハラ(「王様と私」)

■ミュージカル助演男優賞

クリスチャン・ボール(「サムシング・ロッテン!」)

■ミュージカル助演女優賞

ルーシー・アン・マイルズ(「王様と私」)

■ミュージカル演出賞

サム・ゴールド(「ファン・ホーム」)

■ミュージカル脚本賞

リサ・クローン(「ファン・ホーム」)

■ミュージカル装置デザイン賞

ボブ・クロウリー/59プロダクションズ(「巴里のアメリカ人(原題:An American in Paris)」)

■ミュージカル衣装デザイン賞

キャサリン・ズーバー(「王様と私」)

■ミュージカル照明デザイン賞

ナターシャ・カッツ(「巴里のアメリカ人」)

<演劇部門>

■演劇作品賞

「夜中に犬に起こった奇妙な事件(原題:The Curious Incident of the Dog in the Night)」

■演劇リバイバル作品賞

「スカイライト」

■演劇主演男優賞

アレックス・シャープ(「夜中に犬に起こった奇妙な事件」)

■演劇主演女優賞

ヘレン・ミレン(「ザ・オーディエンス」)

■演劇助演男優賞

リチャード・マッケイブ(「ザ・オーディエンス」)

■演劇助演女優賞

アナリー・アシュフォード(「我が家の楽園(原題:You Can’t Take It With You )」)

■演劇演出賞

マリアンヌ・エリオット(「夜中に犬に起こった奇妙な事件」)

■演劇装置デザイン賞

バニー・クリスティー/フィン・ロス(「夜中に犬に起こった奇妙な事件」)

■演劇衣装デザイン賞

クリストファー・オラム(「ウルフ・ホール」)

■演劇照明デザイン賞

ポーリー・コンスタブル(「夜中に犬に起こった奇妙な事件」)

<ミュージカル・演劇 共通>

■オリジナル楽曲賞

作曲:ジャニーン・テソリ
作詞:リサ・クローン(「ファン・ホーム」)

■振付賞

クリストファー・ウィールドン(「巴里のアメリカ人」)

■オーケストラ編曲賞

クリストファー・オースティン/ドン・セベスキー/ビル・エリオット(「巴里のアメリカ人」)


■ 放送情報

第69回トニー賞授賞式

6月13日(土) 夜8:00 [字] [WOWOWライブ]

★第69回トニー賞授賞式に関する情報はWOWOWオフィシャルサイトをチェック★
wowow.co.jp/tony/