キャサリン・ハイグル、「グレイズ・アナトミー」に復活する噂を否定

人気医療ロマンスドラマ「グレイズ・アナトミー　恋の解剖学」にイジー・スティーヴンス役として出演していた女優キャサリン・ハイグルが、同作品シーズン12にゲスト出演するという噂をきっぱりと否定した。

キャサリンは、2005年に米ABC局で放送開始した「グレイズ・アナトミー」のシーズン1から6までレギュラーとして出演。2007年には同役でエミー賞の助演女優賞を獲得したが、次第に脚本などに不満を抱くようになり、2010年に降板。わがまま女優と叩かれながらも、子育てをしながら映画や自らプロデュースするTVシリーズ「State of Affairs」などに出演している。

そんなキャサリンのことを、「グレイズ・アナトミー」のクリエーター、ションダ・ライムズは今も快く思っておらず、昨年インタビューで彼女を酷評。キャサリンも「それは最低な発言」だと対抗し、不仲は当分続くものと見られていた。

だが、先日、「グレイズ・アナトミー」の主要キャラクターであるパトリック・デンプシーが降板したことから、番組終了も間近なのではないか、次のシーズン12がラストシーズンになるのではないか、最終シーズンにはこれまで降りた人気キャラクターが復活するのではと噂されるように。人気キャラを演じていたキャサリンも出演するのではないかと期待が寄せられるようになった。

しかし、新作映画「Jack & Ryan」のプロモーションのため、米芸能番組「エンターテイメント・トゥナイト」のインタビューを受けたキャサリンは、「(「グレイズ・アナトミー」に出演することは)ないわ。ごめんなさい」と苦笑いを浮かべながら噂を否定。同作に復活したいと思う?という質問には、「そうねぇ、え～、それは……」と戸惑いを見せた後大笑いし、「わかんないわ」と明言を避けた。

また、パトリックの衝撃的な降板については、「マックドリーミーのいない『グレイズ・アナトミー』なんて考えられないわ」とコメント。しかし、番組に否定的なわけではなく、「この前、13歳の少女から、『グレイズ・アナトミー』の大ファンだって告白されたの。驚いたわ。だって、彼女が1歳の頃にドラマがスタートしたのだから。でも、それほど長続きしている素晴らしい番組だってことなのよね。そんなドラマに出られたことは、この上なくすごい経験で私の人生とキャリアを大きく変えたわ。本当に感謝している」と語り、「だから、あの番組には続けられるだけ長続きしてほしいなって思ってるの」とエールを贈り、大人な対応を見せていた。