ジャスティン・ビーバー、人種差別批判を受け“炎上”したカイリー・ジェンナーを擁護

米歌手ジャスティン・ビーバー(21)が、TVシリーズ「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」で知られるカイリー・ジェンナー(17)を擁護した。カイリーは、人種差別主義者だとして、批難されていた。

騒ぎの発端は、カイリーが自身のインスタグラムで髪型をコーンロウにした姿を披露したことだ。

I woke up like disss

King Kylieさん(@kyliejenner)が投稿した写真 - 2015 7月 11 11:12午前 PDT

アフリカ系の人々が発祥のコーンロウ。白人のカイリーがこの髪形にしたことを、映画「ハンガーゲーム」の女優アマンドラ・ステンバーグ(16)はこころよく思わなかったようで、人種差別的だと批難したのである。



アマンドラは、カイリーのインスタグラムにこうコメントした。「あなたが黒人の特徴と文化を取り入れる時には、自分の髪型にばかり注目を浴びさせるから、警察が黒人に暴力をふるっていることや人種差別に注目が向かないのよね。アフリカンアメリカンの人を助けるために自分の地位を使えないのね。#whitegirlsdoitbetter(白人の女の子はもっとうまくやっている)」

それに対し、カイリーが「わたしが何かやらなくても怒るし、わたしが何かやっても怒るのね。ジェイデン(・スミス)か誰かと遊びにでもいけば」と返信。このことで事態はさらに過熱し、コメント欄にはカイリーが人種差別か否かを巡って口論するファンであふれかえってしまった。

ジャスティンは、炎上したカイリーを放っておけなかったようで、彼女を擁護するコメントをインスタグラムに投稿した。

「みんな、カイリーを放っておいてあげて。みんな(自分に合うスタイルを)理解しようとしているし、彼女は(髪型を)実験中だっただけなんだ!ぼくは初めてこのことを知った人だけど、彼女が髪型をブレイズ(※コーンロウ)にしたから人種差別主義者だって言うのはバカバカしいよ」

そしてこう付け加えた。「もっと視野を広く持とうよ。そしてバカバカしいことで口論するんじゃなくて、平等について何かやろうよ――でも平等は17歳の子どものブレイズを批判することから始まらないからね。あきれた」

アマンドラはその後、自身のツイッターにこう投稿している。「『怒れる黒人女子』の物語を終わらせるわ。あれは、特定の観念を崩すための試みに過ぎなかったのよ。わたしは意見を強く持っているの。怒ってないわ」