「スーパーナチュラル」ジャレッド・パダレッキ、不安やうつ症状との戦いを打ち明ける！ 「僕らは一人じゃない」

今年3月にうつ病で苦しんでいた過去を激白したジャレッド・パダレッキが、自身の症状との戦いを振り返り、同じような症状に悩む人々に向けてエールを送った。

今年でシーズン11を迎える大人気海外ドラマ「スーパーナチュラル」でサム・ウィンチェスター役を好演しているジャレッド。3月に米Variety誌とのインタビューのなかで、20代の時にうつ病で苦しんでいたことを打ち明け、多くの人に勇気と希望を与えた。


ジャレッドは現在、うつ病、中毒、自傷などに苦しむ人々をサポートする非営利団体「To Write Love on Her Arms」の支援を目的とするチャリティTシャツキャンペーン「Always Keep Fighting」を実施中。そのキャンペーンの終わりが近づくなか、米E!Onlineとのインタビューで、キャンペーンを通じて感じたことや自身の症状との戦いについて、打ち明けた。

キャンペーンを通じ、当初の予定枚数を大幅に超える数のTシャツを販売してきたジャレッド。この数字が「いかに多くの人が同じような症状に苦しんでいるかを示している」と話す一方で、今回のキャンペーンは「世界に対し、『僕らは一人じゃない』というメッセージを広めることでもある」と述べている。

「時には僕も自分に言い聞かせなくちゃいけないんだ。『僕は一人じゃない』ってね。このクレイジーな業界で、本当に皮肉的なんだけど、とても心細く思うことがあるんだ。キャストやクルー、ファンや家族や友人などの多くの人々に囲まれていたとしてもね。圧倒されてしまうことがあるんだ。だから、今回のキャンペーンは、僕らは一人じゃないってことを示しているんだ」

今年3月にジャレッドが自身の症状を打ち明けた際、多くのファンを勇気づけたが、なかには心無い反応を返す者もいたという。

「『お金持ちだから、不安やうつの症状に悩むことはない。番組で主役を演じていれば、どんな悩みの消え去る』と思う人もいるんだ」

しかし、ジャレッドはこのような反応をする人々へ理解を示しながら、苦しむ人々にエールを送っている。

「子どもたちって、有名人も人間だってことに気付かないまま、その人たちをからかってしまうこともある。そして、成長した時に思うんだ。『自分は何をしていたんだろう?そんなつもりはなかったんだ』ってね。そんなことを考えながら、忍耐強くあろうと心掛けているよ」

「僕は自分が判断されたり、侮辱されたと感じる時、みんな、苦しみを乗り越えるために闘っているんだって言い聞かせているんだ。僕はTVに出ているわけだし、誰かに判断されたり、批判されたことがないってわけじゃないからね」

「もし僕がその状況をポジティブなものにできるとすれば、虐げられたり、からかわれたりした人たちで、僕のように友人やみんなからのサポートに恵まれたことのない人たちに向けて言いたい。『僕がついているから大丈夫だよ』って。直接会ったことはないかもしれないけれど、僕はいつでも心の中にいるってことなんだ」

キャンペーン終了後、次に何をするかはっきりと決めていないと話したジャレッド。しかし、様々なチャリティを通じて多くの人々を助けていくつもりだと、今後の目標を語っている。