「Ｘファクター」候補者とオリー・マーズの友人関係発覚で公平性に疑問！ 過去にはヤラセ疑惑も・・・

英オーディション番組「Xファクター」が公平性を問われている。

「Xファクター」といえば、世界的大人気ボーイズ・バンド「ワン・ダイレクション」やオリー・マーズ(31)など、世界で活躍するスターを輩出している番組だ。2015年からは審査員が刷新され、リタ・オラ(24)やニック・グリムショー(30)などが新たに参加している。また、番組のホストとして番組出身者のオリー・マーズが加わり、新たな幕開けをした。しかし、そこに突如としてある「問題」が浮上したのである。

問題になっているのは、候補者の一人、ルイーズ・ラベルさんだ。現在、オーディションを通過して「ブートキャンプ」ステージに勝ち残っている彼女であるが、実はオリー・マーズとは「Xファクター」出演以前から友人だというのだ。

ルイーズさんのインスタグラムにはオリーと仲が良いことを物語る写真が投稿されており、「Xファクター」が終わった後は、オリーのオーストラリアツアーにも同行する予定だという。



オリーの友人だからオーディションに勝ち残ったと言われかねない事実であるが、これには関係者内でも批判があるようだ。ある人物は英The Sun紙に「プロの歌手がオーディションに参加することは禁止されていませんが、番組のプレゼンターと個人的な関係にあるという事実には、眉をひそめてしまいますね」と語った。

対して、Xファクターを放送するTV局、ITVの広報はこの問題を一蹴し、こう語っている。

「オーディションでは、全ての候補者がその人の強みや特徴で評価されています」

しかし、「Xファクター」にまつわる疑惑はこれだけではない。

なんと、新審査員リタ・オラが、自身のバックダンサーをオーディションに通過させ、さらには学生時代の友人も出演させたというのだ。



オーディションに出場した学生時代の友人、コリー・スペッディングさんは番組がヤラセであると指摘し、番組を盛り上げるために出演させられたあげく、落選させられたことを批難している。

コリー・スペッディングさん

pic.twitter.com/CgviGyknNI

— cory spedding (@coryspedding) 2015, 4月 2

コリーさんは、自身の番組出演を振り返ってこう語った。

「ステージに登場したら、リタは2秒以内にわたしを認識していたわ。これって速すぎるわよね。当然だけど、学校の思い出を中心に、リタと5分ほど話したわ。それから、『ソングバード』を歌ったの。プロデューサーの希望で、伴奏の音量はとても大きかったわ」

歌っているときには、観客からの歓声を受けて純粋に喜び、その瞬間を楽しんでいたというコリーさん。しかし、突然曲は中断されてしまう。

「曲がクライマックスに近づいて、もっと力強くなるとき、シェリルが手をあげて、わたしの歌を止めたの」

「そしてサイモンがこちらを向いて、『正直に言うと、これって気まずいし、公平だとは思えないよ。君がリタと関係があると、君を信頼できないんだ』って言ったのよ・・・『Xファクター』からわたしに寄ってきたのにね」

さらに、コリーさんは、リタとの仲を大げさには言いたくなかったものの、番組内で2人の仲を強調するようにとプロデューサーに扇動されていたそうだ。

「明らかにヤラセよ。わたしはその場で落とされるようになっていたの。わたしは歌いたくなかったのに、彼らに要求されて歌わされて、『適切な曲ではない』と言われたあの曲も、ヤラセよ」