クリス・ブラウン、コンサート開催予定のオーストラリアから入国拒否の可能性！ 過去のＤＶ歴を理由に

現在ツアー中のクリス・ブラウンが、12月にコンサートを行う予定のオーストラリアから入国拒否される可能性が高いと報じられている。

米CNNによると、クリスはオーストラリア当局から同国に入国する際に必要なビザの発行を拒否する方向で検討しているとの通達を受けた。27日にピーター・ダットン移民相が声明で発表したことで明らかになった。クリスは28日間以内に「オーストラリアへ入国許可してもらう、正当な理由を示した書類」を提出しなければならないという。

入国拒否が検討されている理由は、「2009年にクリスが、当時交際していたリアーナに対して暴力をふるい逮捕され、裁判で執行猶予付きの有罪判決を受けた犯罪歴がある」ため。クリスは今年3月に執行猶予満了を迎えているが、女性省大臣のマイケリア・キャッシュは24日、「どうか理解してもらいたい。DVで有罪になった人が海外を旅行するとき、その犯罪歴を理由に入国を拒否される国があるということを」と述べ、オーストラリアも、その国の一つであること、入国申請した際には、「”あなたのような人間はオーストラリアにはウェルカムではない”と突きつける」と断言していることから、書類を提出しても入国許可がおりる可能性は難しそうだとされている。

マイケリアは、「わたしが移民相アシスタントを務めていた頃にも、DVでの前歴のあるスポーツマンに対する入国申請を却下したことがある」とも発言。豪メディアは、このスポーツマンとはボクシング世界王者で億万長者のフロイド・メイウェザー・ジュニアだと報道。フロイドは内縁の妻に対するDVで逮捕、刑務所送りになったことがあり、ほかにも2つのDV罪で有罪となっているため、入局拒否されたのだと伝えた。

実は今回、政府関係者たちが「クリス・ブラウンを入国拒否する意向」だと発表する以前から、「女性に暴力をふるうクリス・ブラウンを国に入れるな!」というオンライン署名運動が行われている。コミュニティ支援団体GetUp!が行っているもので、すでに1万4000を超える署名が集まっているそうだ。

クリスは2010年にもコンサートを行うために訪れたイギリスへの入国を拒否されており、今年2月にもカナダ/アメリカ国境にてカナダ入国管理局から入国許可を却下されている。オーストラリアは3国目の「入国拒否国」になりそうなのだが、もし入国拒否が確定した場合、隣国で結びつきの深いニュージーランドからも入国許可を却下される可能性大。クリスは、12月に予定しているニュージーランドのコンサートもキャンセルしなければならなくなりそうだとも報じられている。