デヴィッド・ベッカムの子どもたち、父親の役者転身にブーイング？

元イングランド代表キャプテンのデヴィッド・ベッカムは、子どもたちが自分を映画館のスクリーンでよりもピッチで見たがっていると感じているようだ。

デヴィッドは今年、映画俳優への転身を考えていると伝えられ、ファッションブランドのベルスタッフがプロデュースしたショートフィルム「Outlaws」への出演を皮切りに、ガイ・リッチー監督の次回作「Knights of the Roundtable: King Arthur(原題)」へのカメオ出演も果たしている。

しかしデヴィッド自身は役者への転身を否定し、ブルックリン(16)、ロメオ(13)君、クルス(10)君、ハーパー(4)ちゃんの4人の子どもたちは、父親の姿を映画館で見るためにチケットを買うのは気が進まないと説明している。

「子どもたちは、どちらかと言えば僕をサッカーのピッチで見たがっているよ! 」とデビッドは独版Grazia誌とのインタビューに笑顔で語っている。

しかしデヴィッドの妻でファッションデザイナーのヴィクトリア(Victoria)は夫の役者としての資格に好印象を持っており、少なくとも家族1人からのサポートがないわけではない。とはいえ、デヴィッドは「Outlaws」でハーヴェイ・カイテル(Harvey Keitel)のような有名俳優と共演しただけでは、ハリウッドで何とかやっていく自信を得るには不十分だった。

「あの役で出演にあずかったことは楽しんだ。でもその役が終わったことはもっと楽しかったよ! 」とデヴィッドはジョークを飛ばし、オスカーにノミネートされた実力派俳優のハーヴェイと一緒に演技をすることにプレッシャーを感じていたと明かした。そのプレッシャーがあったからこそ、フルタイムの俳優として銀幕で活躍する意欲をそがれたのかもしれない。

「大勢のスポーツマンや有名人が役者に挑戦して失敗したことはよく分かっているつもりだよ」とデヴィッドは以前、英The Times紙に語ったことがある。「すぐれた技術と強い自制心を必要とする、困難な職業だと分かっている。まずは多くを学んで、訓練を重ねない限りは、急いで前に進むつもりはない」

その代わり、デヴィッドは他の事業に力を入れている。9月29日にはドバイへ飛び、「モール・オブ・エミレーツ」内にオープンしたアディダスのコンセプトショップ「ホームコート」で興奮した大勢のファンの前に姿を見せた。

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