ジェレミー・レナー、共演女優との報酬格差問題を「関係ない」とバッサリ！ 失言を批判された際の釈明は…

女優ジェニファー・ローレンス(25)が、映画「アメリカン・ハッスル」(2013)における、自身を含めた女優陣の報酬と、共演俳優陣の報酬の額に、大きく差があったことを主張。これに対して、同作に出演していた俳優ジェレミー・レナー(44)の冷ややかな反応が、波紋を広げている。

ジェニファーは、共演俳優たちよりも、自身のギャラが低かったことを知り、「同じ仕事をしているのだから、同じギャラや待遇を受けるべき」だと憤りを主張。「どういう方向でアプローチすれば、自分の主張を聞いてもらえるのか、時間をかけてじっくり熟考する男性と働いたことなんてないわ。だって、男なら問題なく聞いてもらえるんですもの」と、ハリウッドにおける男女の格差の大きさに対し、問題視する自分の意見を明らかにした。


しかし「アメリカン・ハッスル」でジェニファーと共演し、彼女より多額の報酬を受け取っていた俳優のひとり、ジェレミーは、最近のインタビューにてこの一件について質問を受けると、「自分には関係ない」とバッサリ。「契約だとか、金だとか、そんなようなことはよくわからないんだ」と述べた。

この発言を報じた米Perezhiltonは、実際に交渉ごとは俳優自身の仕事ではないことを、ジェレミー自身の「自分は演者」「自分が得意なことをやり、それに集中するだけ」という発言と合わせて伝え、彼の主張は“正当”であると報道。だがその一方で、ジェニファーが訴えた一件の当事者でありながら「関係ない」と述べることに、「違和感がある」と報じている。

同じように感じる層は多かったようで、この発言によって、ジェレミーは多数の人々から怒りを買うことに。そのため彼は、代理人を通じて「関係ない」発言に対する釈明をしている。

「文脈を見れば、ジェレミーは女性が公平な報酬を受け取れるよう支持しているとわかりますが、誰かが彼の発言を捻じ曲げてしまった。彼は誰よりも献身的でありますが、交渉事には無縁でもあります。そのためこのような質問を受けた際には、こう答えるようにしているのです」

ジェレミー自身もツイッターを通じ、「この一件は、報酬格差ではなく、ジャーナリズムの問題」と、伝えられ方に問題があったと訴えている。この件を伝えたメディアは、「ジェレミー自身も女児を育てる親。どうか自身の発言の重さを理解してほしい」とまとめている。