ダニエル・クレイグ、やっぱり００７ジェームズ・ボンド役は続けたい？ 前回発言から一転して続投に前向き発言

映画「007 スペクター」で4度目となるジェームズ・ボンド役を演じている俳優ダニエル・クレイグ(47)が、米情報番組に出演し、次回作でもボンド役を演じる可能性を示唆した。米Hollywood Reporterが伝えている。

ダニエル・クレイグは、ピアース・ブロスナンのボンド役引退後、6代目ジェームズ・ボンドに抜擢。これまでに「カジノ・ロワイヤル」と「慰めの報酬」、「スカイフォール」の3作に出演し、「スペクター」はクレイグにとって4作目の007シリーズとなる。

「スペクター」の公開を待たずして、クレイグが次の007作品にも出演するかが注目の的となってきたが、彼は「現時点ではわからない」と話し、もう1回ボンド役を演じるなら「手首を切った方がマシだよ」と発言したことはメディアでも広く取り上げられることとなった。

そんな中、クレイグは「スペクター」のプロモーションのため、米NBC局で放送されている朝の情報番組「トゥデイ」に出演した。

司会が「アストン・マーティンDB10(ボンドカー)はかっこいいね」と言うと、クレイグは「とてもクールだよ。アストン・マーティンが映画のためだけにデザインしたから、現実の世界には存在しないんだ」と話した。

さらに司会が「その車を何台も壊したって本当?」と尋ねると、クレイグは「まあ3、4台かな…映画を撮影しているのだからしょうがないさ」と苦笑いをこぼした。

インタビュー終盤では、司会から「この先もボンド役を演じ続けるの?」という質問が飛んだ。すると、クレイグは「待っていました」といわんばかりに次のように話した。

「(監督の)サム・メンデスがうまいことを言っていたんだ。もし、君があと200メートルでマラソンを完走できるっていうときに、誰かが『またフルマラソンを走る?』って聞いてきたら、テレビじゃとても言えない言葉しか出てこないと思うよ(笑)」

「だから、今はただ(次作でもボンド役を続演するかは)考えたくないんだ。でも、『スペクター』の撮影は本当に楽しくて、素晴らしい時間を過ごしたことは確かだから、もしかしたらもう1作演じるかもしれないよ、自分でもまだわからないけれど」

クレイグのボンド役続投にこれほど注目が集まることのは、それだけクレイグ版ジェームズ・ボンドの人気が高いことの証でもあろう。

映画「007 スペクター」は、12月4日から全国ロードショーとなる。