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リチャード・ギア、ホームレス生活を体験! 本物に間違えられる

2015年12月16日
リチャード・ギアリチャード・ギア
WENN.com
俳優のリチャード・ギアは、最新作「ロスト・イン・マンハッタン 人生をもう一度」の役作りでホームレス生活を体験した。

同作でリチャードはニューヨークの路上で暮らし、シェルターに保護を求めるジョージという男性を演じている。キャラクターの衣装を着てマンハッタンの歩道に腰を下ろしていた間、リチャードは通行人の反応に驚いたという。

「ニューヨークでは透明人間だった」とリチャードは英版Big Issue誌で語っている。「このキャラクターになりきっていたから、みんな僕を2ブロック先から見た瞬間にホームレスだと決めつけ、それ以上は見ようとしなかった。誰も目を合わせようとしなかった。混乱したが、深い体験だった」

「もし、富も名声もあるリチャード・ギアだったら、この状況ではみんなが親切にしてくれるだろう。でも、もし自分が街角に立って、ゴミのように扱われたら? 個人的にとても深い教訓だけど、それは観客にとっても同じはずだ。自分と周囲の社会構造に対する見方が根底からくつがえされたよ」

ホームレスの問題を扱う映画に関わった有名スターはリチャードだけではない。「アベンジャーズ」や「アイアンマン」シリーズで人工知能のJ.A.R.V.I.S.(ジャービス)の声を担当している英俳優のポール・ベタニーは、監督デビュー作となる「Shelter(原題)」でこの問題に肉薄。妻で女優のジェニファー・コネリーと「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で共演したアンソニー・マッキーが路上に放り出されたカップルを演じている。

「名前は明かさないが、エージェントにこう言われたんだ。ホームレスの恋愛映画なんて作っても意味がない。彼らがキスをするのを誰も見たくないからだとね」とポールは同誌で振り返った。

「その言葉のひどさにショックを受けた」「彼らはホームレスの人たちを何か別の存在としてとらえているように聞こえた。この作品ではその問題について語り、検証したかった」

© Cover Media/amanaimages
 
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