ケンダル・ジェンナーとジジ・ハディッド、ホームレスの男性をモデルデビューさせる

「ヴィクトリア・シークレット」ファッションショーなどに出演している売れっ子モデルのケンダル・ジェンナーとジジ・ハディッドのおかげで、モデルになれたというホームレス男性が話題を集めている。

米ニューヨーク・デイリー・ニュースによると、この男性は昨年、4000ドル(約49万円)の貯金を持ってウィスコンシンからカリフォルニアにやって来たという20歳の青年ジョン・エコノム。大学を中退し、仕事を求めて来たものの、やりたいことが見つからず、ヴェニス・ビーチでスケボーを楽しむという、その日暮らしをしていた。

ジョンは、190cmという長身に、すらりとした体型、甘いマスクの魅力的な外見の持ち主で、この夏、コマーシャル撮影のため、男性モデルのアンセル・エルゴートと共にヴェニス・ビーチを訪れていたケンダルとジジからアプローチされたとのこと。

「彼女たちに会えたのは、億万分の一の奇跡だったんだ」「キュートねって言う声がして、振り返ったら彼女たちがいて。それで会話を始めたんだ」「会った瞬間から、2人はモデルの仕事をすべきだとアドバイスしてくれて」とのことで、ケンダルが、彼女のマネージャーに「ジョンをモデル事務所と契約させてあげて」と指示し、トントン拍子にモデルになったのだと明かした。

契約には「住居を提供する」ともあるそうだが、まだ住みたい場所が決められないというジョンは、今もビーチや友達の家に寝泊まりしてるとのこと。所持品は着替え2組と歯ブラシを詰めたリュックとスケボーだけだが、両親の支援を受けているためiPhone6も使用している。また、モーテルに泊まることもあるそうで、ホームレスとはいえ清潔感はある。ケンダルやジジにモデルをオファーをされたのも、清潔感のあるイケメンだったからだろう。

ちなみにジョンは、子供の頃、テレビコマーシャルやカタログのキッズモデルをしていたそうで、モデルの仕事は全くの素人ではないとのこと。まだ大きな仕事はこなしていないが、近い将来、売れっ子になりそうだ。

ジョンが、ケンダルとジジとその後も会っているのか気になるところだが、本人いわく「全然」とのこと。「アンセルとは兄弟のようにメールし合ってるけど」と語っていた。