マコーレー・カルキン、中年になった「ホーム・アローン」ケヴィンを演じる[動画あり]

90年代前半に世界中で大ヒットしたコメディ映画「ホーム・アローン」で、主人公ケヴィンを演じたマコーレー・カルキンが、ウェブ・ショートドラマで、ケヴィンの25年後を演じ、大きな話題になっている。

「ホーム・アローン」でのキュートな表情と抜群の演技が高く評価され、世界一有名な子役にギネス認定されたマコーレー。その後、彼が稼いだギャラをめぐり両親が泥沼離婚を繰り広げ、15歳で役者を引退すると発表。しかし、高校の同級生とスピード婚、離婚したり、薬物不法所持で逮捕されたり、長年交際していたミラ・クニスと別れてから激やせするなど、何かと世間を騒がせ続け、ここ数年は「ヘロイン中毒で余命わずか」と報じられたり、死亡説が流れるなど、健康が不安視されている。

そんなマコーレーが、ウェブ・ショートドラマ「DRYVRS」第一話にゲスト出演。「ホーム・アローン」で演じたケヴィンとして登場したのだが、映画での出来事が激しいトラウマになっているという設定で、ネット上で大騒ぎとなった。

【動画】ロン毛にヒゲまではやしたマコーレーにびっくり! - 「DRYVRS」


「DRYVRS」は、シェアライド・アプリ「Uber Lyft」にインスパイアされた作品で、主人公のジャックが乗り込むシェアカーでの体験を描いた作品。ケヴィン扮するマコーレーは、妻のかわりに「車の運転ができないのに」やってきた神経質そうな男として登場。驚いたジャックが、「変わりに運転しましょうか」とオファーし、席を変わる。後部座席に座り、妻の文句を言うケヴィンの携帯に母親から電話がくるが、迷わず拒否。「冷たいな～」と言うジャックに、ケヴィンは顔色を変え、「冷たいだって!?」と叫ぶ。

そして、「冷たい話をきかせてやるよ。クリスマスの日、ファッキングなクリスマスの日に、家族全員でクリスマス・バケーションに行ったんだ。8歳の息子を忘れてな!」「オレは1週間も、たった1人で家にいたんだ。サイコパスな泥棒2人から、家を守らなくちゃならなかったんだ」「オレはまだ子供だったのに」と言い、今でも泥棒2人組に追われる悪夢を見ると吐き捨てるように言った。

また、ケヴィンは、「オレの最悪な兄貴のことは忘れずに連れてったのに、宇宙一可愛い8歳児のオレは忘れられたんだ」と嘆き、助けに来てくれなかった母親に冷たくしている理由を語った。

その後、目的地に到着した途端、強面の男が拳銃を向けながら車をカージャックしようとするという展開に。パニックになるジャックとは対照的に「ホーム・アローン」で慣れてるケヴィンは落ち着き払い、「選ぶ車を間違えたようだな」と笑って、映画のようにカージャック犯をひるませ、ぐるぐる巻きにし、頭をなぐって気絶させる。そして、うす暗い拷問部屋で「ホーム・アローン」のようなオモシロ拷問をする。最後に、下着一枚で上半身血のようなものをつけたケヴィンがクルクルと踊り、両手で髪をつかみ「あぁぁぁ～」と叫び、ドラマは終了。

ネット上では、「マコーレーが元気そうでなにより」「演技にキレがあり、素晴らしい」など、好意的な意見が多数寄せられている。