アデル、どんなに名声を手に入れても「自分を見失わないことが大切」

アデルが米「TIME」誌最新号の表紙を飾り、大ヒット中のアルバム「25」や子育てについて語った。

「25」が約338万枚の全米初週セールスを記録し、2000年にインシンクが「ノー・ストリングス」で成し遂げた史上最高記録(約242万枚)を大幅に上回ったことについて、アデルは「アメリカ出身でもないのに」として、「ちょっとバカげている」とコメント。

「もしかしたら、アメリカの皆さんは私が女王と親戚だと思っているのかも。アメリカ人はロイヤルファミリーに取りつかれているものね」とジョークを飛ばした。

また、リスナーの多くがアデルの歌を悲しい時に聴いていることについては、彼女自身も自覚しているのだとか。

「誰かが自分と同じくらい悲しみを感じていたり、自分と同じように物事にアプローチしていたりすることを知ると、自分自身について安心できたりするものよ」と語っている。

今では世界で最も注目されるスターの1人となったが、愛息アンジェロ君とパートナーとの生活は「この上なく普通」なのだという。

「(名声にまつわる)いろんなことによって、めちゃくちゃにされないことが非常に大切よ。自分自身を見失わないことが大切なの。もし見失ってしまったら、誰もあなたと話したがらないし、あなたのやることなんてどうでもいいと思われるわ。指差して笑われるだけよ。あなたと一緒に笑うのではなくて、あなたのことを笑うのよ」と彼女は説明した。

子育てにおいても、アンジェロ君が名声に溺れないように気をつけているのだとか。

「“運転手!運転手!”とか“きれいな服がないんだけど!”とか言うような、ろくでなしにはしたくないの。“自分で洗えば?”って感じよ。そんな子どもには育ってほしくないわ。そこはかなり意識しているところよ」とアデルは語った。

2016年はアルバム「25」を引っさげ、ヨーロッパツアーと北米ツアーを行うことが決定している。

MTV News