ミック・ジャガー、故デヴィッド・ボウイとの友情について語る！ ミックの思い出、そして後悔とは？

イギリスの伝説的ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のボーカルで世界的歌手のミック・ジャガーが、先日亡くなった歌手仲間デヴィッド・ボウイとの思い出を語った。

デヴィッドは今月10日に69歳でがん闘病の末死去。世界中のファンが彼の死を悼んでいる。米大手音楽誌ローリング・ストーンは、最新号でデヴィッドの追悼特集を組み、大勢のアーティストたちの「デヴィッドとの思いで話」を掲載した。

ミックは、このローリング・ストーン追悼特集インタビューで、デヴィッドとの関係を「たくさんの楽しい時間を共有してきた」仲間だと表現。最初の出会いについて記憶にないほど、70年代は一緒にパーティーしまくり、音楽を演奏し合ったと語り、「おれたちの友情の中では、情報交換ってもんがあってね。ライバル的な競争心ってもんも確かにあったけど、そんなのはおれたちにとって、どうでいいことだったんだ」と明かした。

また、ミックのダンスをデヴィッドが真似していたことについても、互いを尊敬し合う証だと受け止めていたことを告白。「彼とシェアすることは全然オッケーだったね。彼もたくさんのものをおれとシェアしてくれたしね。一歩通行じゃなくお互いさまだったんだ」と懐かしそうに振り返った。

続けて、80年代には2人してニューヨーク・ダウンタウンのダンスシーンに魅了されたと述べ、「だから、彼の曲の中で一番好きなのは"Let’s Dance " なんだ」「彼とのデュエット曲”Dancing in the Street"もその時期に出来上がった」と明かした。

「Dancing in the Street」のレコーディングとMV撮影は、デヴィッドとの一番の思い出になったとのこと。「楽しかったね。おおげさに動いてさ。あのビデオって本当におもしろいだろ?あれが唯一のコラボになったんだよ。そう考えると馬鹿げているよね」と明かした。

ミックは、いつの間にか交流を持たなくなったことを後悔しているとも発言。「長い間、会話をしなかった人が逝ってしまうことは、本当に悲しいことだ。こうすればよかった、ああすればよかった、って考えてしまう。でも、こんなもんなんだよね。人生には不可思議なことが起こるもんさ」と寂しそうに語った。