元１Ｄのゼイン・マリク、ソロアルバム制作に「助けられた」

ソロ活動を始動した元ワン・ダイレクションのゼイン・マリクが1月29日(アメリカ時間)、Apple Musicのラジオサービス「Beats 1」のゼイン・ロウの番組に出演した。

ゼイン・マリクはソロとしてのファーストアルバム「Mind of Mine」を手掛けた、フランク・オーシャンの作品で知られるプロデューサーのマレイについて、「とにかくすごい人なんだ。会った瞬間、この人は何かが違うと分かったよ」と絶賛した。

アルバム制作中は曲作りによって助けられる部分もあったといい、「僕にとっては一種のセラピーのようなものだった。嫌なことを乗り越える上で助けられた」と語っている。

ソロアーティストとしてツアーをする可能性については、「最終的には、そうだね。もし需要があれば」として、既に「ものすごくヤバい」女性ギタリスト2名を含むライブバンドと共に、アルバム収録曲を練習していることを明かした。

また、ワン・ダイレクションを脱退した時のことについて聞かれると、「僕は常に辞めたかったんだと思う。1年目くらいからね」と明かした。

「決してバンドに入りたかったわけではないんだ。あの時はそこにチャンスがあったから、試しにやってみただけ。ダジャレみたいだけど、自分たちのディレクション(方向性)に気づいてすぐに、僕には向いていないと思った。バンドの性質やイメージに合わなかったから自分の意見を出すこともできず、そうなってからはいら立たしかったよ」

脱退を決めた時点で、ゼインを引き止めたメンバーはいなかったといい、「音楽面で僕の好みではないことを、彼らは分かっていたんだと思う」と説明した。

「メンバーはもちろん、脱退してほしくはなかったようだけど、その時点で僕を説得することはできなかった。僕はもう心を決めていたんだ」

ワン・ダイレクションでの活動を「アメージングだった。5年の間に最高の時間も過ごすことができた」と振り返ったゼインだが、ソロ活動でこそ本当の自分を表現できると考えている。

「その2つ(ワン・ダイレクションとソロ活動)は別ものなんだ。あっちも楽しかったよ。とにかく、完全に別物なんだよ。僕にとってはこっち(ソロ活動)の方が楽しい。これこそが僕が伝えたいことなんだ」

ゼインのファーストシングル「Pillowtalk」はiTunesで配信中。同曲を含むアルバム「Mind of Mine」は、ゼインが1年前にワン・ダイレクションを脱退した日でもある3月25日に世界同時リリースされる。

(MTV News)