契約訴訟で敗訴したKESHA（ケシャ）、リース・ウィザースプーン、アン・ハサウェイら女性スターからの支援が拡大中

人気歌手のKESHA(ケシャ)が先週、ソニーとの契約解除を求めて起こした訴訟で敗れたことを受け、女優のリース・ウィザースプーンやアン・ハサウェイ、マリスカ・ハ-ジティらもKESHAを支援する女性スターらに加わった。

ニューヨーク地裁は「Tik Tok」などのヒット曲で知られるKESHAが10年前に_音楽プロデューサーのドクター・ルークとソニーの両者と交わした契約を継続すべきだという判断を示した。彼女はドクター・ルークに性的・精神的虐待を受けたと主張し、契約解除を求めていた。

判決が報じられると、歌手のリリー・アレンやデミ・ロヴァートがKESHAへのサポートを表明。テイラー・スウィフトはKESHAの裁判費用を肩代わりすると宣言し、支援を買って出た。

ここへ来て、米人気TVシリーズ「Girls/ガールズ」で知られるレナ・ダナムが自身のメルマガ「Lenny Letter」で今回の問題について意見を書き込んだことに触発されたリースとアン、それにマリスカも支援の輪に加わった。

アンとリースはレナの記事を転載した。「わたしに会うまでの1600キロ」で知られるリースは「レナ・ダナム、KESHAの裁判を理解するのを助けてくれて、そして虐待された人たちのために立ち上がってくれてありがとう」と書き込み、「#KESHAを自由に」というハッシュタグを添えた。

Thank you @lenadunham for helping me understand @KeshaRose’s case & standing up for all survivors of abuse https://t.co/x32tWtAQZp

— Reese Witherspoon (@RWitherspoon) 2016年2月23日

「プラダを着た悪魔」などに出演しているアンは「KESHAを支持する。この裁判を知らない人のために言うと、レナ・ダナムが今週のLennyでとても分かりやすく書いて、KESHAの悪夢を説明しているわ」

一方、マリスカは「大勢の虐待を受けた人たちにとって、被害を公にすることは最もつらいこと。それは最初のステップでしかない。そんな中で前に進むKESHA、あなたに力を送るわ」

For many survivors, speaking out is the hardest part. It’s also only the first step. Sending u strength @KeshaRose as u move through this.

— Mariska Hargitay (@Mariska) 2016年2月23日

KESHAはソニーとの契約で、虐待を加えたドクター・ルーク以外のプロデューサーとの仕事を禁じられていると主張。彼は虐待の事実はないと否定し、契約では彼女が他のプロデューサーと仕事できるようになっていると反論した。
　
またドクター・ルークは2011年の公聴会で明らかにされたKESHAの宣誓証言についても言及。この中で彼女はドクター・ルークが「性的な誘いかけ」をしたり、ドラッグをのませようとしたりしたことはなかったと証言している。しかし彼女の代理人を務めるマーク・ゲラゴス弁護士は23日、米芸能情報サイト「TMZ」に対し、ドクター・ルークはKESHAに偽証を強要したと語っている。

KESHA自身も同日、ツイッターでファンのサポートに感謝する声明を発表した。

「感謝で言葉にならない。ありがとうでは足りないけど、それしか言えない。100万回、そして永遠に感謝しているわ。みんなが寄せてくれた支援の言葉のせいで涙が止まらなくて、顔が腫れ上がったくらい。みんな、本当に愛してる。このフォーマット(140字の制限)では表せないほどの声明を送るわ…」

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