８０年代のヒット映画「ヘザース／ベロニカの熱い日」がテレビドラマ化へ

1988年に公開されカルト的な人気を誇った青春映画「ヘザース/ベロニカの熱い日」がテレビドラマ化する企画が進んでいることが明らかになった。

映画「ヘザース/ベロニカの熱い日」は、ダニエル・ウォーターズ脚本、マイケル・レーマン監督の青春シニカル・コメディ。ウィノナ・ライダー演じるベロニカが、転校生のクリスチャン・スレーター演じるJ.D.に背中を押され、学園を牛耳る“ヘザーズ”こと、シャナン・ドハーティー演じるヘザー・デューク、リザンヌ・フォーク演じるヘザー・マクナマラ、キム・ウォーカーの演じるヘザー・チャンドラーに復讐をするという物語だ。

米Hollywood Reporterによると、「ヘザース/ベロニカの熱い日」のテレビドラマ化の企画を進めているのは、米バイアコム傘下のケーブルチャンネルTV Land。テレビドラマ版は、現代が舞台で、ヘザー・マクナマラは“黒人のレズビアン”、ヘザー・デュークは“ヒースという名前の男性でジェンダー・クィーン”、ヘザー・チャンドラーは“巨体キャラ”という新しい設定になるという。

脚本は「カワイイ私の作り方 全米バター細工選手権」のジェイソン・ミカレフ、プロデュースは製作会社レイクショア・エンターテイメントのトム・ローゼンバーグとゲイリー・ルチェッシが務めるとのことだ。

カルト的な人気を誇る「ヘザース/ベロニカの熱い日」は、2012年に「ヘザーズの娘たち“アシュレイズ”が学園を牛耳る」というリブート版をジェニー・ビックス脚本で製作し、米Bravoで放送するという企画が持ち上がったが頓挫。2013年にも「20年後を描いた」続編が製作される企画が持ち上がったが中止になってしまった。

TV Landは、先日、ベット・ミドラー、ゴールディ・ホーン、ダイアン・キートン主演の映画「ファースト・ワイフ・クラブ」のリブート版製作を決定しており、「ヘザース/ベロニカの熱い日」も今度こそテレビドラマ化が実現するだろうと期待が寄せられている。