「アリー」終了の舞台裏

先日、人気シリーズ「アリー・myラブ」の今シーズン一杯での番組終了のニュースが伝えられたが、このニュースは出演者やスタッフにとっても寝耳に水のニュースだったらしい。

5月下旬のシーズン最終回を控え、撮影も大詰めに入っていたところに急に飛び込んできたこのニュース。番組打ち切りのニュースには、ファンと同じくらい出演者やスタッフもショックを受けている。この知らせは先週の水曜日に直々スタジオを訪れたプロデューサーのデビッド・E・ケリーから直接伝えられた。番組の終了を告げられた出演者やスタッフの中には、ショックのあまり泣き出す人もいたという。

やはり打ち切りの原因は低視聴率だった。第3シーズンで低迷し始めた視聴率を、第4シーズンでのロバート・ダウニーJr.の出演で引き上げたものの、シーズン終了前にダウニーが麻薬問題で降板。現在放送中の第5シーズンは、大幅な出演者の入れ替えが行われ、番組の顔だったレネ役のリサ・ニコル・カーソンやリン役のルーシー・リューまでもが去ってしまった。個性派の新顔やジョン・ボンジョビ、マシュー・ペリーなどのゲストを投入したが、勢いは戻らなかった。

脚本も担当するケリーは現在最終回の脚本を執筆中。どういう展開で終わるのだろうか。

働く独身女性を中心に一世を風靡した「アリー」の終了は、一つの時代の終わりを感じずにはいられない。