ゼイン・マリク、不安神経症について先輩のアデルに助けを求める

今月開催されたイギリスの人気フェス「Summertime ball」への出演を直前でキャンセルしたゼイン・マリクのマネージャーが、不安神経症の先輩であるアデルにアドバイスを求めていると伝えられている。

ゼインは先日、「Summertime ball」への出演を直前でキャンセルした際、不安神経症を患っていることを告白した。

「ここ数ヶ月、不安神経症と戦ってきたけど、この巨大なイベントを前に病に負けてしまった。自分のキャリアの中で最悪の不安神経症発作を起こしてしまった」と説明し、「ぼくを観るため、根気よく待っていた人たちには本当に悪いことをしたと思っている。謝罪しても謝罪しきれない。がっかりさせたみんなには、埋め合わせができるよう、今後ベストを尽くします」と約束。

そして、「不安神経症を患っている人たちなら、理解してくれるでしょう。不安神経症でない人たちにも自分の今の状況を理解して頂ければと願っています」と苦しい胸の内を明かした。

英サンデー・ミラーによると、ゼインのマネージャーは、不安神経症がキャリアに大きな悪影響を与えていると心配しており、「同じ不安神経症に苦しんでいたアデルのマネージャー、ジョナサン・ディキンスに連絡を入れた」と報道。

アデルは、数年前に行われたインタビューで、「不安神経症を持っているの。ステージの上では常にパニックになっているわ。心臓が爆発しそうになるのよ。うまくできないだろうなって思っちゃうから」と告白。

「だからフェスには出ないの。あれだけの多くの観客の前で歌うなんて、命の危機に晒されるようなものだわ」「わたしの曲はスローテンポだからフェス向きじゃないし。出演するって契約して、不安神経症になってドタキャンするなんてこと、したくないからね」と語っていたが、今は満員御礼のコンサート会場で堂々とパフォーマンスを披露。ジョークを言うなど、リラックスして楽しみながらコンサートを行っている。

ゼインのマネージャーは、不安神経症を乗り越え、さらに大きく成長したアデルに、どうやって克服したのか教えて欲しいと、SOSを発したのだという。ゼインのマネージメント・チームは、ゼインが歌手として今後も活動し続けるには、一日も早く、この不安神経症を克服しなければと焦っているとのことだ。

ゼインは、昨年電撃脱退したワン・ダイレクションのメンバーだった時も、ツアーで大勢の観客を見て、メルトダウンしかけていたとも報道。「大量の汗をかき、うめき声を上げ、文句ばかり言って。タバコを吸ったり、ビールを何杯が飲んで気持ちを落ち着かせていた」

「ワン・ダイレクションを脱退した理由も、このことが大きい。ある朝起きて、“あぁ、もうこれ以上は無理だ。不安な気持ちと戦えない”ってなったんだよ」「ツアーや人前に立つということを、最も苦手としていたしね」という消息筋の話を紹介した。

なお、交際中のモデル、ジジ・ハディッドの存在は、ゼインにとって大きな助けになっているとのこと。ゼインの友人は、「ジジはゼインの良き理解者で、彼が問題を克服するために、自分にできることがあればなんでもすると約束してくれたんだ」と明かしている。