デミ・ロヴァート、ニック・ジョナスのアドバイスを受けながら元彼ジョー・ジョナスとの失恋ソングを作ったと告白[動画]

アメリカの若い女性層から絶大なる人気を得ている歌手のデミ・ロヴァートが、今月末からジョイントツアーを行うニック・ジョナスのアドバイスを受けながら、ニックの兄ジョーとの失恋ソングを制作したことを明かした。

6月29日から9月17日にかけて、全米・カナダ42カ所を回るジョイントツアー「Future Now Tour」のプロモーションに大忙しのデミとニック。16日には2人揃って人気深夜トーク番組「The Late Show with Stephen Colbert」に出演し、デビューした時のこと、2人が出会った頃のことを赤裸裸に語った。

【動画】トーク番組に出演するデミ・ロヴァート&ニック・ジョナス司会者のスティーヴン・コルベアから、ディズニー・チャンネル時代の共演写真を見せられたデミとニックは、苦笑しつつも懐かしそうに「15歳くらいだよね」とコメント。

デミは「わたしは8歳のときに、キャリアをスタートさせたの。(人気幼児番組で恐竜の着ぐるみが主役の)『バーニー&フレンズ』に出演したのが始まりだったわ」

「バーニーは魅力的だったわよ。中の人がね。わたしは小さい頃から年上が好きで。だから着ぐるみの中の人に惹かれたの。あの着ぐるみ45kgくらいするのよ。だから中の人はがっちりしている人なのよ」と笑顔で語った。

続いてニックは、「自分はここニューヨークのブロードウェイでキャリアをスタートさせたんだ。『クリスマス・キャロル』『アニーよ銃をとれ』『美女と野獣』とかに出てね。7歳くらいだったかな。本当、幸運だったと思う」と語った。

スティーヴンは、「2人は今、23歳だよね。キャリア長いよねぇ。メルトダウンする子役が多いけど、それもなく…」としみじみコメント。それを聞いたデミが気まずそうな顔をし、「わたしはメルトダウンしちゃったけど」とボヤき、会場は大笑い。デミには薬物依存、摂食障害、自傷癖でリハビリ施設入りした過去があるからなのだが、スティーヴンはそのことには触れず、「ニック、デミの方がだいぶ経験豊富なようだから、早く追いつかないとね」と冗談を言った。

その後、話題は2人の出会いに移り、ニックは、「最初に出会ったのは、デミが、自分が兄たちと一緒に主演していた番組『J.O.N.A.S.』のオーディションを受けた時だね。その番組には落ちたんだけど、その後、TV映画『キャンプ・ロック』で一緒に主演することになって。正直、『J.O.N.A.S.』よりもいい作品だったから、その方が良かったんだけど」と告白。「お互い学生で、撮影もして、曲も一緒に書いてね。デミの曲は自分の兄との、う～ん」と言葉を詰まらせた。

すると、デミが間髪入れずに、「おもしろいのよ。傷つきやすい15歳だった私は、失恋の痛手に苦しんでいて。で、15歳だから、そのことを率直に曲にしたためたの」と言い、スティーヴンが「誰が君を傷つけたの? バーニー?」と質問。

デミは笑いながら、「ちがうわよ～ニックのお兄さんよ。ジョーよ。いい人なんだけど、ね」と明かし、「で、わたしは最初のアルバムを制作している最中で。『Gonna Get Caught』って曲を作っててね。ジョーも一緒の部屋に居て、みんなで曲を作っていたの。ジョーったら、“ハッピーエンディングになるかもよ?” ってアドバイスするのよ。わたしは “ノー! みんなに、最悪な男なんだってバレちゃえばいいのよ!” って断言して」「そしたら、ニックは “じゃ、とりあえずコーラスだけ書いとけば?”って!」「(ジョーとの関係は)行ったり来たりだったからね。かわいそうなニックは、あの頃、ずっとわたしたちの間に挟まれてかわいそうだったわ」と笑いながら激白した。

多くの米メディアは、「気まずい過去も、時が経ち、笑いながら話せるようになって何より」と報道。デミとニックの長年にわたる友情は素晴らしいと伝えている。

※記事初出時に一部内容に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。