英EU離脱、ダニエル・ラドクリフらセレブたちの反応は…？

国民投票により英国の欧州連合(EU)からの離脱が決まった先週、多くのセレブリティーが自身の意見をソーシャルメディアで明らかにした。

 “Britain”(英国)と“Exit”(退去する)という言葉を組み合わせ、“ブレグジット(Brexit)”という造語が生まれた、英国のEU離脱を巡る今回の国民投票には、国内外の3300万人以上の有権者が参加した。最終的に、離脱が51.9パーセント、残留が48.1パーセントという結果となり、デヴィッド・キャメロン首相は辞意を表明した。

今回の結果は経済のみならず、同国の映画やテレビ産業にも大きな影響を及ぼす可能性のある複雑な問題だ。映画「ハリー・ポッター」シリーズで主演を務めた俳優のダニエル・ラドクリフは選挙の数日前、「ブレグジットは本当に恐ろしいよ」とVulture.comに語っていた。

「僕は間違いなく残留派だ。経済的な理由もあるけれど、主な理由としては、この時代に分裂すれば倒れてしまうからね。小さな腹立たしい違いよりも、僕らはみんな人間なんだという事実こそが祝福されるべきだ」

「でも、本当に恐ろしいよ。(米大統領候補の)トランプの状況と似ているね。絶対にありえないと思って始まったことのような気がするんだ。心配はない、とね。ところが今となっては、あと数日で僕らはヨーロッパの一部ではなくなってしまうかもしれないんだから」と彼は加えた。そして6月24日(イギリス時間)、投票結果が発表されると、残留派の多くがショックをあらわにした。

俳優/コメディアン/歌手のジェームズ・コーデンは、「イギリスで起こっていることが理解できない。イギリスの若者たちを非常に気の毒に思う。君たちが今日、失望してしまったのではないかと懸念している」とツイートした。

I can’t get my head around what’s happening in Britain.I’m so sorry to the youth of Britain. I fear you’ve been let down today x

— James Corden (@JKCorden) 2016年6月24日

「ハリー・ポッター」シリーズの著者、J.K.ローリングは、「さようなら、UK」とツイートし、「こんなにも魔法が欲しいと思ったことはないと思う」と加えた。

エリー・ゴールディングは、「これは私の人生において、最も衝撃的な出来事の一つだと本当に思うわ。今朝、これまでに感じたことのないような恐怖を感じたの」と嘆いている。

I truly believe this is one of the most devastating things to happen during my lifetime. I felt a fear I've never felt this morning.

— Ellie Goulding (@elliegoulding) 2016年6月24日

コールドプレイのクリス・マーティンは、「バンドとして、僕らはヨーロッパでプレイすることも、ヨーロッパの一部であることも大好きです。今回の決断は、僕らや、僕らの世代とその次の世代の多くの人たちの意見を象徴していません。いつの日か、より統一されることを願い、ファンの皆さんには僕らと同じくらい、そこへ向けて努力してほしいと思います」とフォロワーに呼びかけた。

pic.twitter.com/5Yp9b0v7WS

— Coldplay (@coldplay) 2016年6月24日

俳優/コメディアンのリッキー・ジャーヴェイスは、「ついに古き良き日々に戻れるね。孤独で、激しい外国恐怖症で、貧しい人々がぞっとするような病院で早死にする日々に」と皮肉を込めてツイートし、「元気出せよ。俺たちはどうせもうすぐ死ぬんだ。本当に苦労するのは次の世代だよ。素晴らしい一日を」と追い討ちをかけた。

また、レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨークは、英下院の請願サイト内の再投票を求めるページへのリンクをツイートした。新たな国民投票を求める署名は、既に350万人を超えている。

https://t.co/860Hc2qeX9

— Thom Yorke (@thomyorke) 2016年6月25日

MTV News