キルスティン・ダンスト、監督デビュー作にダコタ・ファニングを起用

女優のキルスティン・ダンストが、監督デビュー作となる「The Bell Jar(原題)」の主役にダコタ・ファニングを起用した。
　
映画「スパイダーマン」シリーズなどで知られるキルスティンは、シルヴィア・プラスが1963年に発表した、1950年代が舞台の半自叙伝「ベル・ジャー」の長編映画版でカメラの後ろに立つ。
　
「ベル・ジャー」は心に病を抱える若い女性を描く小説で、1979年にラリー・ピアース監督により映画化され、主人公のエスター・グリーンウッドをマリリン・ハセットが演じた。
　
ダコタはリメイク版でエスターを演じる。脚本はキルスティンとネリー・キムが共同で執筆したと映画情報サイト「Deadline.com」が伝えている。
　
ダコタは主演に加えてプロデューサーも務める。撮影は2017年初頭にスタートする予定だ。
　
キルスティンは2007年の「Welcome(原題)」、2010年の「Bastard(原題)」の2本のショートフィルムを作っており、昨年には長編映画で演出のスキルを試したいと明かしていた。詳細には触れなかったが、米Gotham誌とのインタビューでは進行中の企画があると打ち明けている。
　
「それを来年にやることになりそう」とキルスティンは話している。「今は(脚本の)書き直し段階で、女優も決まっているわ。ほとんどそろってきたけれど、まだ全部は話せないの」
　
キルスティンは先週、米犯罪ドラマシリーズ「FARGO/ファーゴ2」で演じたペギー・ブロムクイスト役が高く評価され、エミー賞ミニシリーズ/テレビ映画部門の主演女優賞にノミネートされた。

同作で夫を演じ、私生活でも交際しているとされるジェシー・プレモンスもリミテッドシリーズ/テレビ映画部門で助演男優賞にノミネートされた。「FARGO」自体もリミテッドシリーズ賞などで候補に挙がっている。

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