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「フィフス・ハーモニー」カミラ、移民として育った自身の体験談を赤裸々に告白

2016年9月16日
カミラ・カベロカミラ・カベロ
WENN.com
米人気ガールズ・グループ「フィフス・ハーモニー」のメンバー、カミラ・カベロが移民としてアメリカで育った自身の体験談を書いている。MTVやBillboardが伝えている。

現地時間の9月15日、Hispanic Heritage Month(アメリカでのヒスパニック系の国民の歴史や文化を祝う期間)の一環として、Popsugarはカミラの体験談を掲載した。カミラは、キューバやメキシコで育ったのち、7歳の時にアメリカへ移住した。

カミラは幼い時に父を置いて母や兄弟と故郷を去ったときの自身の思い出を振り返り、なにも理解できなかったと告発した。

「なぜわたしたちは荷物をまとめているの?なぜわたしのおばあちゃんはいつもよりわたしを強く抱きしめるの?わたしたちは一体どこへ行こうとしているの?」と彼女は当時の気持ちを振り返った。「国境を渡ろうとするとき、母はわたしにこれからディズニーワールドに行くのよと言ったわ。小さなリュックにわたしのプーさんのイラストがついた日記帳と人形を入れてね」

「メキシコからアメリカの国境を渡るとき、後ろで父が虫のように小さくなっているのが見えた。なぜならとても遠くのほうにいたから」と綴っている。

カミラは父とは約1年後にマイアミで再会できたというが、両親は2人共働かなくてはならなかった。

「わたしは家族から、懸命に働いて、十分なほどに求める気持ちがあれば、不可能なことだって可能にできると学んだの」とカミラは続けた。

カミラが歌手になるきっかけとなったオーディション番組、「Xファクター」への応募は、この経験がインスピレーションとなっているのだとか。

そしてカミラは「わたしはキューバ系メキシコ人でいることに誇りを持っている。この国は移民によって作られたの。なにかを始める勇気を十分に持っている人たちによってね。わたしたちはより良いなにかへの希望をもって、知っているすべてを置いてきた。わたしたちは恐れていなかったわけではなくて、恐れよりも大きな夢があったから」

「わたしたちはなんだってできる。もし誰かがわたしたちの国境に壁を作りたいと言ったら、思い出してほしいの。壁は争いや決めつけ、飢えだってことを。壁の向こうには癌への新しい治療法、新しいサイエンティスト、新しいアーティスト、新しいドラマーがいるかもしれない。彼らが一生懸命に努力すればなれる新しいなにかがあるの」と強い思いを米Popsugarにてエッセイを発表した。
 
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