射殺された歌手クリスティーナ・グリミー、エミー賞の追悼コーナーで紹介されずファン激怒

第68回エミー賞授賞式の追悼コーナーで、6月にファンの目前で射殺された歌手クリスティーナ・グリミーが紹介されず、彼女のファンが怒りを露わにしている。米ビルボードが報じた。

現地時間9月18日、米ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで開催された第68回エミー賞授賞式。例年授賞式のなかで、この1年で亡くなった業界関係者へ敬意を表し、追悼コーナーが設けられている。今年の追悼コーナーでは、トリー・ケリーが「ハレルヤ」を歌うなか、スクリーン上にアントン・イェルチン、ドリス・ロバーツ、アラン・リックマン、デヴィッド・ボウイ、ジーン・ワイルダー、プリンスらが映し出された。

しかし、同コーナーでクリスティーナが紹介されなかったことで、多くのファンがSNS上に、「クリスティーナ・グリミーが追悼コーナーで紹介されなくてとてもショックを受けている」「『The Voice』がエミー賞を受賞したにもかかわらず、クリスティーナ・グリミーを紹介しないなんて、何かがおかしい」「エミー、あなたたちは若くて才能に溢れていたクリスティーナ・グリミーを追悼コーナーで紹介し忘れた。かなしい」といった怒りや悲しみの声を挙げた。

これを受け、授賞式の代理人が米ビルボード誌にコメントを発表。時間の関係でカットせざるをえなかったこと、エミー賞の公式ホームページにクリスティーナの紹介ページを作成していると述べた。

「エミー賞授賞式では毎年のことですが、追悼コーナーは時間と容量に制約されてしまいます。毎年残念なことに、プロデューサー陣は、時間の制限があるために、この1年で亡くなった大切な方々を全員、追悼コーナーで紹介することができないのです。そのため、我々のサイトのIn Memoriamというページで、亡くなった方々を紹介しています」

クリスティーナの紹介ページはコチラ: //www.emmys.com/bios/christina-grimmie