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ジョージ・クルーニー、「イスラム国」と法廷で対決する弁護士の妻アマルの決断を後押し

2016年9月21日
ジョージ・クルーニー(左)、アマル・クルーニージョージ・クルーニー(左)、アマル・クルーニー
WENN.com
米俳優ジョージ・クルーニーの妻で英人権派弁護士のアマルが、人身売買の被害者のために過激派組織「イスラム国」を相手に裁判で闘うことを決め、夫妻は関与することのリスクを真剣に検討している。
 
アマルは世界の注目を集め、物議をかもす訴訟を扱うことでも知られているが、今回、性奴隷として拘束され、その後脱出に成功したイラクの少数派ヤジディ教徒のナディア・ムラド(23)さんに代わり、ISISの指導者を裁判にかけるために立ち上がった。
 
ナディアさんの母親と兄弟は2014年夏に農村を襲撃したISIS戦闘員によって無残にも殺害された。現在はヤジディ教徒の正義を訴える活動をしており、16日にはその努力が認められ、国連親善大使に任命された。
 
アマルはナディアさんの代理人として世界を舞台とする法廷闘争で弁護士を務めるが、仕事を引き受ける前に裁判で生じる安全上のリスクをジョージと話し合ったと認めた。
 
「こういう案件を引き受ける前には、夫と相談してからにしています」とアマルは米NBC Newsのシンシア・マクファデン記者に語った。「ちゃんと話し合いました。もちろん、リスクが生じることは承知しています」
 
「夫もナディアと面会して、私と同じ理由で心を動かされ、理解しています。これが私の仕事ですから」
 
この裁判を引き受けた勇敢さをほめられると、アマルはこう答えた。「ナディアがやっていることに比べると、自分が勇敢だと感じるような人はいないと思います」
 
「これは冗談ではありません。相手はISISなのですから」とアマルは19日に放映された米モーニングショー「トゥデイ」で説明した。「彼らは彼女に、とても明確な脅迫を送っています。必ず仕返しをすると」
 
またアマルは、ナディアさんが拘束されていた間に受けたひどい仕打ちの詳細を聞いて心を揺り動かされたため、この「悲惨な」訴訟に「背を向ける」ことはできなかったとも認めた。
 
「人が人に対して、これ以上ひどいことをするなんて想像できません」とアマルは語り、ナディアさんが繰り返し集団レイプを受けたり、タバコの火を押しつけられたりしていたと明かした。
 
さらに今回は通常の人権裁判とはまったく違うと断言し、こう付け加えている。
 
「そんな形で意見を抹殺することはできません。これに対抗する手段の1つは、彼らの残虐性と腐敗を明るみに引きずり出すことであり、裁判を通じてある程度は達成できると思っています」

© Cover Media/amanaimages
 
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