ベネディクト・カンバーバッチ、映画「ドクター・ストレンジ」の出演がＮＧから一転、実現に至った経緯とは・・？

ベネディクト・カンバーバッチ(40)が主演を務めるマーベル映画「ドクター・ストレンジ」だが、もしかすると主演を務めるのは彼ではなく、ライアン・ゴズリングやジャレッド・レトになっていたかもしれない。

NME誌によると、マーベルは撮影を2015年の秋に始めようとしていたのだが、当時彼は、ロンドンのバービカン・センターでの「ハムレット」の制作に携わる契約を既に結んでいた。「ドクター・ストレンジ」で監督を務めたスコット・デリクソンは、「彼はハムレットを抜けることはできない。約束をしたんだと言ってたよ」とEmpire誌のインタビューで語った。

そうして、「スーサイド・スクワッド」でジョーカーを演じたジャレッド・レトや、エマ・ストーンとの共演で話題の「La La Land」に出演のライアン・ゴズリング、「インヒアレント・ヴァイス」のホアキン・フェニックスら豪華俳優たちが役について監督と話したが、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが、「彼でないとダメだ」と、主役をベネディクトにすることを決定、制作時期を延期することで彼が役を演じることになったという。



ベネディクトは同誌に対し、「船に飛び乗ろうとしても、既に動いてしまっていたら、普通、乗り込むことはできない。彼らが私に払ってくれた最大の賛辞は、私の為に戻ってきてくれたことだ。そのことが、精一杯彼らの信頼に応えようとするきっかけとなったんだ」と、スタッフへの感謝を述べている。

ベネディクトは不慮の事故で両手の機能を失うも、魔術の世界と別次元を発見する天才脳外科医ストレンジを演じる。共演にはティルダ・スウィントン、レイチェル・マクアダムス、マッツ・ミケルセン、「それでも夜は明ける」のキウェテル・イジョフォーら豪華俳優陣が名を連ねる。

「ドクター・ストレンジ」は全米で2016年11月4日公開、日本では2017年1月27日公開。

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