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ブルース・スプリングスティーン、米大統領の座を目指すドナルド・トランプ候補は「おバカ」と酷評

2016年9月27日
ブルース・スプリングスティーンブルース・スプリングスティーン
WENN.com
米ロック歌手のブルース・スプリングスティーン(67)が、米大統領選挙で共和党候補のドナルド・トランプ氏を批判するロックミュージシャンのリストに加わり、トランプ氏は「おバカ」だと酷評した。
 
「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」などのヒット曲で知られるブルースは大勢のアメリカ人と同じく、不動産王やリアリティ番組の人気者としても知られるトランプ氏が政治経験もないのに共和党の指名を獲得したことに衝撃を受けた。
 
トランプ氏は民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官を相手に、11月の本選でバラク・オバマ大統領の後継としてホワイトハウスの主人になる選挙戦を戦っている。その過激な駆け引きや、移民やイスラム教徒、女性らに対する見解で多くの有権者をうんざりさせているが、ブルースもその1人だ。
 
米Rolling Stone誌との最新インタビューで、23日に誕生日を迎えたばかりのブルースは「共和党はおバカに乗っ取られている」と語り、トランプ氏を批判した。
 
「すべては悲劇でしかない」とブルースはつけ加えた。「大げさにならないように言うと、僕たちの民主主義にとっての悲劇だ。彼が主流にしたいと思っているアイディアは、すべてが危険なものばかりだ。白人の愛国主義、オルタナ右翼。彼のこれまでのひどい言動の結果だ。過去のどの政治家候補と比べても、明らかに常軌を逸している」
 
熱心な民主党員のブルースは、現在2期目のバラク・オバマ大統領を就任当時から支持してきた。11月にはクリントン候補に投票すると認めている。
 
「ヒラリーは好きだよ」とブルース。「とてもいい大統領になれるはずだ」
 
また、もしクリントン氏がこれから数週間の選挙戦で自分の力が必要なら、その場に駆けつけることを真剣に検討するとも明かし、こうつけ加えた。「エンターテイナー、パフォーマー、ミュージシャンには、限られた影響力しかない。自分がやってきたことはその価値があったと思うし、この国が危機にあると感じたからこそ当時はそうしていた。それは今も同じことだ」
 
「現時点では打診された事実はないし、何もすることはない。もしあれば、今後の展開を考えてみるつもりだ」

© Cover Media/amanaimages
 
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