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「ヤング・スーパーマン」のプロデューサーが訴訟

2010年3月30日
若き日のスーパーマンを描いた人気SF青春海外ドラマ「ヤング・スーパーマン」のプロデューサーらが、制作会社のワーナーズ・ブラザーズTVと放送局を相手取り訴訟を起こしたことが明らかになった。

米Hollywood Reporterが報じた内容によると、「ヤング・スーパーマン」のクリエーター/製作総指揮者のマイルズ・ミラーとアルフレッド・ガフ、そして共同プロデューサーとして制作に参加しているトーリン/ロビンズ・プロダクションズが、3月26日、ワーナーズ・ブラザーズTV(以下WBTV)とCWネットワークを、契約違反と受託者責任違反の罪で告訴。金額は明らかにしていないが賠償金を求めている。

裁判所に提出された書類によると、WBTVは、プロデューサーを除外する形で、CWの前身であるWB、及びCWと「ヤング・スーパーマン」のライセンス契約を「相場を大きく下回る額」で結んだ。課税所得対象となる収入を低く抑えるために、通常では考えられない小額でライセンス契約を結んだため、結果、原告の報酬も少なくなったと記されている。

また、海外マーケットに売る際、アメリカで不人気だった番組とパッケージにして出した上、他番組の放送権は「ヤング・スーパーマン」よりも高かったともされている。

WBはワーナー・ブラザーズが立ち上げた放送局で、2006年にCBSコーポレーションのUPNと合併しCWとなっている。

長寿ドラマであり高い視聴率を得ている「ヤング・スーパーマン」は、CWを代表するドラマであり、先日もシーズン10放送を決定したばかり。なお、今回の訴訟が今後の制作/放送契約に影響するかどうかは明らかにされていない。


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