ベネディクト・カンバーバッチ、恐怖の誘拐事件をふりかえる

キム・カーダシアン(35)は、滞在先のパリのホテルで、覆面の男たちに銃を突き付けられるという事件に巻き込まれたが、強盗事件に巻き込まれたセレブは彼女だけではない。英人気俳優のベネディクト・カンバーバッチ(40)が、以前強盗に襲われた時のエピソードをET(Entertainment Tonight)誌に語った。

2004年、BBCのミニシリーズ「To the Ends of the Earth」の撮影のため南アフリカに訪れていたベネディクトと共演者のテオ・ランディー、デニース・ブラックの3人は、スキューバダイビングの後、武装した6人の男に襲われた。強盗たちは、電話番号とクレジットカードを盗んだ後、彼らに銃を突きつけ、車の中へ閉じ込めた。

ベネディクトは、必死で命乞いをしていたこと、トランクに入れられ、キックをしたり叫んで抵抗していたことを覚えているという。車は橋の下で止まり、彼らは履いていた靴のひもで縛り上げられ、座るよう命令された。ベネディクトはそれが人生最後の瞬間だと諦めたそうだが、そこで予想外の展開が起きたという。強盗たちはその場から逃走し、彼らはなんとか助けを求めることができたのだ。

恐ろしい体験を経験したベネディクトだが、この事件がきっかけでより冒険心が強まったという。「確実に普通でない人生を望むようになったよ。人はもし死ぬと思ったら、冷たいビール、たばこ、肌に感じる太陽の温もり…それらがもう二度と感じることはできないと思うんだ。そう思った後は、今まで経験したことですら、まるで初めての体験かのように感じる。つまりそれって、新たな始まりでもあるんだ」