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事故死したアントン・イェルチンの両親に自動車メーカー側が対抗措置

2016年10月11日
アントン・イェルチンアントン・イェルチン
WENN.com
自分の車と自宅の門柱に挟まれて死亡した俳優のアントン・イェルチン(27)の死因は、彼自身の「誤用、不正使用、あるいは損傷」によるものだとカリフォルニア州バレンシアのクライスラーディーラーが主張している。
 
映画「スター・トレック」シリーズで演じたチェコフ役で知られるアントンは6月、カリフォルニア州サンフェルナンド・バレーにある自宅で坂になっている私道を後退してきた自分の車とレンガの門柱の間に挟まれるという不慮の事故で亡くなった。
 
父ヴィクターと母イリーナ・イェルチンは、息子が運転していたジープ・グランドチェロキーのギアセレクターが欠陥品だったとしてフィアット・クライスラーを相手どって訴訟を起こした。しかし同社は両親の訴訟に対抗する措置を講じ、事故には関係ないため訴訟から外すことを裁判所に求めた。
 
ディーラー側はアントンの事故死で責任を問われるべきではないという理由を列挙しており、アントン自身による2015年型グランドチェロキーの「誤用、不正使用、あるいは損傷」により死を招いたと主張した。
 
米芸能情報サイト「TMZ」が入手した文書にはそうした主張は含まれていないものの、同サイトは「ディーラー側は、アントン自身の改造で同SUVが破損したことをほのめかしているようだ」と伝えている。
 
さらに同社は、アントンの両親は事故後、車両を保存していなかったと主張。このため訴訟の重要な証拠が損なわれたとしている。
 
フィアット・クライスラー側は事故を受け、調査を始めたが、一方で事故から数日後に同じ車両のオーナーらから集団訴訟を起こされている。
 
アントンの両親が同社に対する訴訟を起こした後、代理人を務めるゲイリー・ドーディック弁護士は、アントンが亡くなる1ヶ月前と1週間後にグランドチェロキーのリコール通知が届いたと明かした。
 
「安全上のリコールはあまりにも少なく、あまりにも遅かった」と同弁護士はコメントした。「今回の訴訟が同社に教訓をもたらすことができればと考えている」

© Cover Media/amanaimages
 
故アントン・イェルチンの両親、事故車をめぐる訴訟にいたった思いを吐露! 「親が子を埋葬するなんて、間違っている」(2016年8月3日)
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