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「ダメージ」キャンセルの危機を乗り越えられるか?

2010年4月5日
人気サスペンス海外ドラマ「ダメージ」の来シーズンの存続が揺れている。

米Entertainment Weeklyによると、「ダメージ」の制作会社であるソニー・ピクチャーズは、ディレクTVと、「ダメージ」シーズン4について、共同でコストを負担し制作する話し合いに入ったという。「ダメージ」を放送するFXネットワークがFX単体では制作コストを負担できないと判断したためだ。

「ダメージ」は放送開始直後から、批評家からの評価が非常に高く、これまでに主演グレン・クローズの2度の主演女優賞を含む4つのエミー賞を受賞している。グレン・クローズ、ウィリアム・ハート、マーティン・ショートなど、第一線のハリウッド俳優をキャストすることでも話題を呼んでいる。

しかし視聴率はあまり高くなく、また、地上波ネットワークでの放送ではなく、広告収入が限られるケーブルテレビ局での放送ということで、FX単体で番組を維持していくのは難しいという判断に至ったようだ。

ディレクTVとの交渉が成立した場合、初回放送の権利はディレクTVが持ち、再放送の権利はFXが持つ、という取り決めになる可能性が高いと見られている。また、交渉が成立せず、FXが他にパートナーを見つけられない場合、「ダメージ」は現在放送中のシーズン3で終了してしまう可能性がある。その場合、4月19日のシーズン3最終話を持って放送終了となってしまう。

「ダメージ」は日本でもファンが多い作品だけに、ぜひ存続することを願いたい。


【関連ニュース】
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